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hideaki side
それから数ヶ月が経ち、俺は叔父に呼ばれ、
研究所に出向いた。
叔父『…これが、Aの伝えたい言葉だ…』
スピーカーから聞こえてくる、
Aに似た声。
“れんくん、ごめんね…、れんくん、ごめんね…”
繰り返す、ごめんね、の言葉。
『…れんくん…って、』
姉『隣に住んでいた男の子。
Aとよく遊んでいたの。
…あの日も…一緒だった…』
隣に住んでいた子のことは、
姉から話を聞いていたけれど、
正直、名前までは知らなかった。
その先の話を聞けば、その‘れんくん’は
事故のショックで当時の記憶を無くし、
今は、別のところへ引っ越したのだとか。
姉『もう一度、Aとれんくんを会わせてあげたい…この子の思い、伝えてやりたい…
きっと彼も、苦しんでいると思うから…』
小さな声で呟く姉。
あれからどうしているか、
どこにいるのかもわからないけれど。
それが姉さんとAの思いなら…
それなら俺も、なんとかして探し出す。
‘めぐろれん’くん…
その時はまさか数年後、
こんな近くで会えるなんて思わなかったけど…
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ユキト(プロフ) - みぃ。さん» 他のも読んだら、また感想書きますね!ぜひぜひ読みに来てください(笑) (2022年4月5日 14時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ユキトさん» 他界隈のお話は少し書いたことがあったんですけど、⛄さんはコレが初めてでして。ありがとうございますっ!!凄く嬉しいです!!少しずつですが他のお話も書いていますので、良かったら読んで下さいね!私も読みに行かせてもらいます! (2022年4月5日 12時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - みぃ。さん» え、初めての☃作品でこの完成度って驚きました(笑)応援してます! (2022年4月5日 6時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ユキトさん» ユキトさん、はじめまして!コメントありがとうございます!しかもそんなに褒めて頂けるなんて!本当にありがとうございます。書き手をされているんですね。このお話が⛄さんの初めての作品だったので、そう言って頂けて嬉しいです!また頑張ります! (2022年4月5日 6時) (レス) @page3 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - はじめまして。完結おめでとうございます。一気見しました!ストーリーが凄い綺麗な組み立て方で読みやすく、繊細な気持ちが伝わってきました。書き手としても尊敬してます!コメント失礼致しました。 (2022年4月4日 22時) (レス) @page15 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ。 | 作成日時:2021年2月13日 10時