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Aの容体は変わらないまま数年が過ぎた
ある日。
病室へ行くと、Aの傍らで
Aによく似た女の子が
椅子に座っていた。
『…A?』
「あなたは、だあれ?」
『…え?』
姉『…あ、えっと…た、滝沢くん、よ』
姉さんは咄嗟に、そう言った。
『……』
「…たきざわ、くん?…ままの、おともだち?」
姉『…あ、うん、そ、そうだよ』
…そうか、この子は…
『……、
「はじめまして、たきざわくん」
可愛らしく微笑み返す、女の子。
.
『…姉さん、この、子…って…』
姉『うん、A。…アンドロイド、なの』
…これが、アンドロイド?
言われなかったら…いや、言われても…
人間と見間違えるほどの精巧さ。
このあと、時間をかけて脳波のデータをAIに覚え込ませることによって、子どもが成長していくように会話がスムーズになり、それと同時に身体も人間同様の動きができるようになるらしい。
まるで人間みたい、だな。
そんな‘A’を見ながら、
俺は小さく呟いた。
.
『A…』
.
『‘れんくん’、見つけたよ』
─(回想終わり)─
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ユキト(プロフ) - みぃ。さん» 他のも読んだら、また感想書きますね!ぜひぜひ読みに来てください(笑) (2022年4月5日 14時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ユキトさん» 他界隈のお話は少し書いたことがあったんですけど、⛄さんはコレが初めてでして。ありがとうございますっ!!凄く嬉しいです!!少しずつですが他のお話も書いていますので、良かったら読んで下さいね!私も読みに行かせてもらいます! (2022年4月5日 12時) (レス) id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - みぃ。さん» え、初めての☃作品でこの完成度って驚きました(笑)応援してます! (2022年4月5日 6時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ユキトさん» ユキトさん、はじめまして!コメントありがとうございます!しかもそんなに褒めて頂けるなんて!本当にありがとうございます。書き手をされているんですね。このお話が⛄さんの初めての作品だったので、そう言って頂けて嬉しいです!また頑張ります! (2022年4月5日 6時) (レス) @page3 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - はじめまして。完結おめでとうございます。一気見しました!ストーリーが凄い綺麗な組み立て方で読みやすく、繊細な気持ちが伝わってきました。書き手としても尊敬してます!コメント失礼致しました。 (2022年4月4日 22時) (レス) @page15 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ。 | 作成日時:2021年2月13日 10時