才女の悪趣味 【ハイキュー】

34話 ページ36

岩「大丈夫か！？」


私にジャージを被せてから口のガムテープをゆっくり剥がす岩ちゃん


あ「ﾌﾟﾊｯありがとう！皆！」


笑顔でそう言うと、一静が私を抱き締めた。


松「お前、マジでこういうのだけはやめてくれよ。心臓が止まるかと思ったわ」


いつになく弱々しく話す一静の背中をゆっくりと撫で


あ「ごめんね」


と言う。


及「まだ何かされる前だったから良かったけど、ホントにこういうのはダメだよ！A！」


あ「だって、及川のことだから、今日警戒してたんでしょ？」


情報源は及川だもん


あんな情報を知りながら、当日何もしない奴じゃないことくらいわかってる。


及「そうだけど……そうじゃなくて！！もう！ホントに無事で良かった！！」


怒りながらも安心したように言う及川に笑みがこぼれる


花「さすがにこんなことしてくるとはなぁ。無事で良かったけど……で？このあとはどうするの？」


そう、この後どうするかが問題


最終日に片付けるつもりだったけど、どうしよう……


いやでも今日は遅いしなぁ


あ「明日の朝、監督に時間作ってもらって、断罪式を行おうか」


ニヤリと口角が上がった私に皆はため息をついた。




上坂ちゃんへのカモフラージュのため、疲れたような顔をしながら部屋に戻った。勿論上坂ちゃんに見てもらったよw


いやー、顔にやったーった書いてあるんだもん笑いそうになったよw


明日何が起こるか分かってない可哀想な子だわw


監督やコーチ、各校に全てを伝えて明日の予定を話した。


朝の食堂に朝食の時間の少し前に集まってもらう。


そして、何も知らずに朝食を食べにきた上坂ちゃんを迎えいれて、断罪式


各証拠はちゃんとスマホに移しておいた


合宿所にあったプロジェクターに繋いで皆に見えるようにする。


あぁ、ついにか


あ「楽しみ」


口角が綺麗に弧を描いた

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