運命の糸は知っている[上杉和典]Season２

８０紡ぎ目 ページ34

上杉side



貴『...私も..上杉のこと、好き...』



正直、言っちまった勢いでの告白だった。

だから、天海夜からその言葉を聞いたとき、思わずその小さな身体を抱きしめた。



貴『ちょ...上杉...！？////』



暗くても分かるくらい、天海夜の耳は真っ赤。

俺も人のこと言えないくらい赤いだろうけどな。



上「...ありがとな」



天海夜の耳元でそう言うと、ピクリと肩が跳ねたのが分かる。

やべ、可愛い。


告白が成功した瞬間、一気に愛しさが増す。



上「...花火、見ようぜ」



俺は手を引いて、二人で近くのベンチに座る。



貴『...上杉の目、綺麗よね』


上「何だよ急に」



天海夜の方を見ると、俺が告白する前の時と同じように

俺の方をじっと見ていた。



貴『透明な輝きがあって、なんでも写せるくらい澄んだ目。

　 ...思わず見惚れるくらい』



そう言って、恥ずかしそうに微笑んだ。

...今までも片手で数えられるくらいしか見たことがなかった、天海夜の笑顔。



上「お前の笑顔の方が綺麗だよ...」(ﾎﾞｿｯ



ぽろりと出た本音は、花火の音に掻き消されて消えた。


そういや、ちゃんとした返事はまだ貰ってなかったな。



上「天海夜」


貴『...？』



一息ついて心を落ち着かせてから、改めて伝える。



上「...俺と、付き合ってくれますか？」


貴『...もちろん、よろしくお願いします』



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やっっっっとくっつかせれたーーー！！！

長かった！！！実に長かった！！！


そして完結まであと少しというところになってきました。


受験生となると忙しく、部活も引退がかかってるので、

かなりフリーの時間が少ない中ですが、頑張ります！


他の作品も若干更新停止ギリギリですが、少しずつ更新していくのでご安心を。



あ、あと関係ないけど練習中に鼻骨骨折しました、運動出来る程度にですが。←

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