運命の糸は知っている[上杉和典]Season２

７１紡ぎ目 ページ24

上｢水着、すっげー似合ってる...///｣


貴『....へ？///』



似合ってる...にあってる...。


頭のなかでその言葉の意味を理解した瞬間、ぶわっと頬が熱くなる。

言った張本人も真っ赤で、手で口元を隠して顔を逸らした。

その姿が可愛く見えて、思わずクスリと笑う。



貴(ｸｽｯ『....可愛い』


上｢...うっせ｣


貴『....ありがと、上杉』(微笑



珍しくすんなりお礼を言うと、また赤くなって目線を逸らした。

その反応は...少しは期待してもいいの？



・



美｢あ、やっと来た。みんなでビーチバレーしようよ｣



みんなと合流すると、美門がビーチバレーのボールを持ちながら言った。



上｢お、いいじゃん。グーヘラでやろうぜ｣



上杉はそう言って、輪の中に入って行った。

私はアーヤと近くにあったちょうどいい岩に腰掛けてその光景を眺める。


さっきはよく見てなかったけど、みんな鍛えてるんだ。

運動部だからっていうのもあるだろうけど、腹筋も綺麗に割れてるし。


小塚だけは、可愛い体型。←



若｢おーいアーヤ、天海夜！グーヘラするぞ！｣


立｢あっ、私はいいよ。ここで見てるから｣


貴『アーヤ、やらないの？』


立｢うん。私運動苦手だから、みんなの足引っ張っちゃいそう｣



あのメンバーなら、そんなこと気にしなくてもよさそうなのに。

小塚は審判をやるらしい。理由はアーヤと一緒。



グーヘラの結果、チームは

若武、黒木、七鬼、美門VS私、上杉、悠飛。



正直平均身長に関して意義を申し立てたい。←

まあ決まってしまった限りは仕方のないことだけど。



片｢こっちは一人少ないけど、どうする｣


上｢向こうは身長高い組が二人いるからな。チビが混じってるけど｣←


貴『でも機動力はこっちが上だから、ブロックに捕まらないようにするしかないんじゃない？

　 守備は後ろ二人で前一人ね』


上｢誰が前行く？｣



と、いう感じで作戦を決め、各自守備につく。



小｢１０点先取だよ。それじゃあ、よーいスタート！｣

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