シェアハウス21日目 ページ26
貴『大きい...』
国「そりゃショッピングモールだし」
私が天井の高いショッピングモールに思わずそう声を漏らすと、
さも当然のように英が言う。
だって人混み嫌いで来たことなかったし...。
赤「取り合えず、今は9時だから、11時までにここに集合。
お昼食べて帰りましょうか」
黒「んじゃ、解散な」
クロの合図で、それぞれが別れて目的の店に向かう。
よくみんな場所分かるわね...。
私はどこが何の店なのか分からないので、地図を探す。
待って、地図の場所すら分からないんだけど。←
キョロキョロ辺りを探していると、周りを見ていなくてドンッと誰かにぶつかった。
貴『あっ...ごめんなさい...』
?「あ、いや、こっちこそすいません」
私が反射で謝ってその人を見る。
白っぽい髪で、前髪を斜めに切り揃えた...多分同い年の人。
...この人、どこかで...あっ。
貴『白鳥沢のセッター...白布だったかしら?』
白「え?俺のこと知ってるんですか?」
貴『バレー雑誌で見たことがあったから』
あ、そうだ...。
貴『あの...ここの地図の場所、分からない?』
白「分かりますけど...なんで?」
貴『こういうところ、初めてで...。
本屋が何処なのか知りたいのだけど、地図が何処なのかも分からなくて...』
そう控えめに言うと、「あぁ、なるほど」と理解してくれた。
そして、クルッと身体を後ろに向けた。
白「どうせなら案内しますよ。その方が早いし」
貴『...いいの?』
白「俺はまだ待ち合わせまで余裕あるので」
貴『なら...お願い』
小走りで白布についていく。
歩くの速っ....。
すると、何かのイベントをやっているのか、すごい人だかりが出来ていた。
白布はスイスイと間を通っていく。
やば...見失いそう。
慌てて追いかけていると、前を通ろうとした人が進んでぶつかった。
貴『ぁ...!』
そのせいでグラリと身体が傾いた。
転ぶっ...!
パシッ
貴『....!?』
白「ちゃんとついてきてくださいよ。貴方がはぐれたら意味ないじゃないですか」
貴『ぁ..ありがと』
誰かに腕を掴まれ、ビックリして顔をあげると、先に行ってしまっていた白布が。
てか、そっちが歩くの速いだけでしょ。
そんな感情は心の隅にしまって、取り合えずお礼を言う。
白「いいから行きますよ」
そう言って、私の手を繋いで歩き出した。
....ん???
305人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜餅(プロフ) - 茉莉愛さん» 楽しみにしててくださぁぁぁぁぁいっ!!なんか久々にドSを書いた気がする。← (2019年2月27日 23時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉愛(プロフ) - 次研磨だァァァァ楽しみにしてます!!! (2019年2月27日 22時) (レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉愛(プロフ) - このお話に番外編で入れて欲しいです! (2019年2月14日 2時) (レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 茉莉愛さん» あざぁぁぁぁぁすっ!!!無気力組最高、これ法律←← (2019年1月28日 19時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉愛(プロフ) - やばかったです!!!よきいいいいいいい!!!!ツッキーーーーーーー!無気力組最高すぎて(///∇///)ゞ (2019年1月28日 14時) (レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜餅 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti
作成日時:2018年12月12日 0時