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恋のお悩み編2 ページ8

承ったぞシュウくん(`▽´ゞ

――――――――――――――――――――――――――――

「好きな人ができたぁっ!?」


「はいっ!」



女の子の第一声に驚愕して、私たちは思わずそう叫びながらガタッと席を立った。

そんな私たちに構わず、にっこり笑って返事をする女の子。


昨日の今日で...。

この子、大人しそうに見えて、結構軽いかも...。



「あ、えっと、取り合えず話を聞こうか」



ハッとした若武の言葉で私たちも正気を取り戻し、

大人しく席に座り直した。



お客様用の椅子に座った女の子は、ちょっとモジモジしてから顔を上げた。



「今度の相手は、砂原先輩です!」


「砂原ぁっ!?」



相手の名前を聞いた瞬間、またみんな一斉にガタッと席を立つ。

なぜ私たちがそんなに驚いているのか分からず、

女の子は目をパチパチさせながら頷いた。



「実は昨日、泣きながら教室に戻ってたら、途中ですれ違ったんです。

 そしたら、「大丈夫?」って、話したこともない私に声をかけてくれて...。

 その時の、優しくて少しやんちゃさを感じさせる笑顔が忘れられないんです」



確かに砂原は、悠飛に負けないぐらいカッコイイ。

私だって、その笑顔はたまに見惚れちゃうもん。


でもなぁ...。



「どうか、力を貸してください!」



そう言った女の子の目は、キラキラと輝いていた。

あぁ、本当に好きなんだな。


そんな女の子の姿を、上杉くんはケッと顔を反らし、ボソッと言った。



「どうせまた失敗だろ」



上杉くん、この手のお悩み嫌いだからなぁ...。

すると、上杉くんを宥めるように、隣に座っていた黒木くんが肩を抱いた。



「まぁまぁ。これも仕事だし、頼まれたらやらないと」



黒木くんの言葉を聞いた女の子は、パァッと笑顔になった。



「では、またよろしくお願いします!」



そう言って一礼し、生徒会室を出て行った。

ドアが閉まると、一気に重い空気が漂う。



「どうすんの。砂原ってアーヤのこと好きなんでしょ?」



翼がはぁ、とため息をついた。


そうなんだよなぁ...どうしよう。

一応何回も「好き」って言われたことあるし、砂原がどれ程本気なのかも分かってる。

だからこそ難しいんだよ〜。



「...取り合えず、明日また話し合うか」



若武がそう言って、ズーンと沈んだ気持ちのまま解散となった。


――――――――――――――――――

バトンを実乃里ちゃんの手にシューット!!

超、Exciting!←

・2→←・6



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桜餅(プロフ) - 桜雪さん» こっちの方までありがとうございます! (2019年10月25日 22時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪 - 続きがめっちゃ気になる ……… 楽しみにしてます 、更新これからも頑張ってください !!! (2019年10月25日 10時) (レス) id: ce021686b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - かずささん» ありがとうございます!これからテストあるので、テストが終わったら頻繁に更新できたらいいなぁ...二人のためにも!! (2019年10月10日 7時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 応援してます!!早く更新してほしいですっ!! (2019年10月8日 22時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
実乃里(プロフ) - わああ!そういっていただき嬉しい限りの作者ですw (2019年9月9日 21時) (レス) id: d0bec08b22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti  
作成日時:2019年8月15日 21時

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