凡庸性高め系少女の日常【食戟のソーマ】 (ページ2)

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ニノ皿《あれ！私の！！最推し！！！（力強く）》ページ2

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「幸平創真って言います。この学園のことは正直、踏み台としか思ってないです。思いがけず編入することになったんすけど、客の前に立ったこともない連中に負けるつもりはないっす。まあ、何が言いたいかと言うと……要するに入ったからには、てっぺんとるんで」

うそやん。

ちょ……まっ、え？？？えぇ……？！

二、三度見をして推しを再確認しては目を擦るが擦る度に推しの輝きが増している気がする。イリュージョンか。

隣の人が大丈夫かこいつみたいな可哀想な人を見る目で見てくることなんか織り込み済みだぜ！やめてそんな目で見ないで()

そんな独り茶番は置いといて、今更だけどこの世界って食戟のソーマの中なんじゃないだろうかと推しのおかげで働かない頭をゆっくりと再活動させていく。

壇上から二足歩行の推し(？)が降りていくのをスローモーションで見て頭の中で消化させようとするが、尊すぎるので普通に無理でした。

未だに通常の思考回路が再起動しないが、推しが喋って、歩いて、目の前にいたら……はっきり言って通常でなんかいられない。

いつの間にか始業式は終わっていて、整列してた人達がほとんど居なくなっていた。

と、いうことは……うわぁ！いたっ！いたよ！！田所恵が！！！やばばばばばばばばっ……！(ショート寸前)

どうしよう！食戟のソーマの世界だってこと知らないまま遠月に3年もいたことも結構ビックリっていうかショックだけど………ん？まって、知らないでいたっていうよりかは記憶がなかったっていう方が正解か。

だって知らなかったとしてもネットで調べてたら結局は気づくはずだし……

ど、どうしよう…？ファンです！って言って握手とかしてもらいたい…………いやまてよ？色紙がない…だと？(そこじゃない)

まず原作どおりとかそういうの以前に十中八九私はモブ確定だから、今関わるのは得策ではないよね……うわあああああああああああああ！！話しかけたいっていうかこの消化できない興奮をどうすればいいんだろうかっ！

やりきれない思いを抱えつつ次の授業が行われる場所に遅刻しないように行かないと……と思ってる反面、食戟のソーマのキャラクターのストーキングがしたくて煩悩が盛大に働いている。

「幸平創真かぁ……幸平創真…ふへへへへ…………」

推しの名前を呼ぶだけで軽く頬が緩む。

これからいっぱい間近で拝めれると思うと次の授業もなんのこっちゃだね！

ガラガラッ……

えっ…うそやん。

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