５.尊敬してる先輩 ページ5
「ヴォルデモートは自分の軍団を再構築しようとしている
14年前、奴は膨大な人数を指揮下に治めた
魔法使いだけでなく、闇の生き物もな
今度も同じだ
我々の方も仲間を募ってきた」
夕食をしながら、シリウスが語り掛ける
「クロウの両親も僕らの仲間なの？」
ハリーのその言葉にその場が少し静かになる
先程の会議の議題に彼らの勧誘も含まれていたからだ
「仲間では無いし、奴の支配下でも無い」
仲間なら心強いが、敵に回すと1番厄介だ、と肩を竦める
「2人共、僕らの先輩でね
忍びの地図を制作する時に透明マントを使って
ジェームズとシリウスがスリザリン寮に忍び込んだんだけど
当時7年生だったクロノス先輩に見つかってね
「この世に完璧なものは無いが
やるなら徹底的にやるんだぞ」ってアドバイスを貰ったんだ」
「リリーに古の魔法である愛の魔法や
ひっそりとした場所にに移住した方が良い、と
助言してくれたのはアリア先輩なんだ」
ルーピンとシリウスは懐かしむ様に話す
「2人共、凄く優秀な魔法使いと魔女でね
用心深くて、頭が良く切れるんだ」
「それに純血の一族だからな
ヴォルデモートは自分の支配下に置こうとした
だがな、ロヤリテート家はそれを拒否したんだ
今回もまた、引き入れようとする筈だ」
2人のその言葉にハリーは
秘密の部屋の件のトム・リドルの言葉を思い出す
彼の記憶でさえ、彼女を引き入れてようとしていたから
「クロノスとアリア、クロウは
奴の支配下になるつもりは更々無いが
こちらの仲間になるつもりも無い
皆を危険に晒す要因が増えるだけだから、とな」
ムーディーは呆れた様に言うが、何処か残念そうにする
「私達の身は自身で守れるって豪語してましたからね」
キングズリーも苦笑している
彼等が自ら危険な立場にいる事を誰も咎める事が出来ないのだ
彼等がそれだけの実力がある事を知っているから
「じゃあ何でさっき会議に参加してたの」
秘密組織なんじゃないの、とハリー
「ダンブルドアが厚い信頼を置いてるんだよ」
助言や情報交換しに来てくれてたんだ、とルーピン
「彼等は自分達が必要だ、と思った時には来てくれるよ」
アーサーがそう言う
それだけ、みんなから信用されているのだ
「味方ではあるが、仲間ではないんだ
それにな、ロヤリテート家の屋敷は
ホグワーツ並に守りが堅いから安全だ」
不安そうな顔をする子供達に
優秀で聡明な一族だからな、とシリウスは言う
お陰で表情が少し柔らかくなる子供達だった―
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
