４.不死鳥の騎士団 ページ4
暫く経ち、ハリーの護送に行った人達が帰って来た
ハリーはモリーから部屋を案内され、移動する―
ｶﾞﾁｬ
「ハリー‼︎」
扉を開けるとすぐにハーマイオニーが抱きついて来る
そこにはロンもいた
「大丈夫なの？吸魂鬼に襲われたんですって？」
「息ぐらい吐かせてやれよ」
詳しく話して、と捲し立てるハーマイオニーを宥めるロン
「懲戒尋問の事も…調べたけど酷いわ
退学に出来る筈無いのよ、こんなの不当だわ！」
「あぁ、不当な事ばっかりだね」
ハリーは不機嫌そうに答える
「ここは何なの」
「本部だよ」
「不死鳥の騎士団の。秘密組織よ」
ダンブルドアが前回の戦いの時作ったの、と
2人はハリーに教える
「それ、手紙には書けなかったのかい
僕だけ夏中何にも知らずに…」
「書きたかったさ」
腹を立てるハリーに
ダンブルドアが秘密にしろって、と言う2人
「何で除け者にするのさ、役に立てるのに
ヴォルデモートの復活を見たのも、戦ったのも
セドリックが殺されたのを見たのも僕だ！」
ハリーは2人に声を荒げ、嘆く
ﾎﾟﾝｯ
「やぁハリー」「甘い声が聞こえた」
そんな君にと思って、と声を揃えて
自分達が隣の部屋から連れてきた人を見る双子
『久しぶりね、ハリー』
ハリーの背後から顔を覗かせるクロウ
「クロウ‼︎」
『⁉︎』
久しぶり！、と抱き締めて来るハリーに驚くクロウ
助けを求めようと双子を見るが
彼らは口角を上げ、肩を竦めるだけだった
『目の下に隈が出来てるわ、最近眠れてないのね？
彼が亡くなったのは貴方のせいじゃ無いわ
自分を責めちゃダメよハリー』
クロウは諦めたのか、ハリーの頭を優しく撫でる
「あ、えっとごめん…」
自分の行動に気が付いたのか耳を赤くさせながら離れるハリー
『それにねハリー、退学にはならないわ
法律で生命の危機なら魔法を使用して良いとあるし
1人の少年の尋問に大法廷を召集するのは違うと思うの
貴方は1人じゃないわ、みんな味方よ』
だから大丈夫、とクロウが微笑むと
ハリーも落ち着いたのか笑顔になる
会議が終わり、夕食の時間となる―
『私とお父様はもう帰るわ』
「え、もう帰るの？」
クロウのその言葉にハリー達は残念がる
「久しぶりの再会に水を差すわけにはいかないだろう？」
娘とは学校で会えるよポッター、と頭を撫でるクロノス
「ヘマをするなよ、ブラック」
「分かってますよ」
シリウスの肩を軽く叩き、笑い掛けるクロノス
「クロウ」
『はい、お父様』
親子はその場で姿を消した―
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
