20.尋問官親衛隊 ページ20
暫く経ち、新たに教育令が追加された
教育令第82号ｰ規則違反の集会を行っていないか尋問するｰと―
「私たち呼ばれなかったね」
「クロウが気に入られてるからじゃないか？」
その日の夕食時、アミーとセオドールは会話する
全校生徒がアンブリッジの部屋に1人ずつ呼ばれ
尋問されていく中、ルーナを含む6人だけ呼ばれなかったのだ
『あんなに甘い紅茶飲まされたら体に悪いわよ
そんな所に私の大切な人を行かせる訳ないでしょ』
アンブリッジが昨夜、クロウを呼び
例の如くお茶をしている時に自慢げに話していたのだ
それを聞いたクロウが怪しまれない程度に
5人は私が信頼してる人なので、と取り入ったと言う訳だ
「最初はレイブンクローっぽいなと思ってたのに
いつの間にかすっかりスリザリンっぽくなったわね」
「自分から選んだ位だしな」
そんな会話をしている3人を
パンジーとドラコは微笑ましそうに見ていた
そして後日、教育令が追加されていく
教育令第98号ｰ尋問官親衛隊には特別に点を与えるｰ
尋問官親衛隊は自主加入制だが
スリザリンの監督生は強制となっていた為
監督生6人と自ら申し出た5人が集められた
ﾊﾟﾁﾝｯ
「規則違反者を捕らえる手伝いをして頂きたいのです」
アンブリッジは任命した生徒達に
Iをあしらった銀色のバッジをローブに付けていく
管理人のアーガス・フィルチ
同学年のクラッブとゴイル、ミリセント・ブルストロード
7年生のワリントンとモンタギュー
この6人は凄く誇らしげにしていたが
残りの
5年監督生のクロウとドラコ
6年監督生2人、7年監督生の女子生徒は
仕方なく受け入れている、と言った様子だった―
談話室に戻り―
『監督生とやる事変わらないのに
何で任命されなきゃならないのかしら』
ソファに座り、不快そうな表情を浮かべるクロウ
「珍しく不機嫌そうだな」
そこにセオドール達が来る
「自分を支援し、守ってくれる
後ろ盾が欲しかったんでしょうね」
パンジーはそんなクロウを宥める
「今年はO.W.L試験もあるって言うのにね」
魔法史の課題に埋もれるアミー
『監督生としての役目に集中するわ』
あの人に頭を使うだけ無駄ね、と立ち上がるクロウ
「どこか行くのか？」
『図書室でドラコと勉強するの』
クロウはそう言い残し
笑顔でフィデスを連れ、談話室を出て行った
「相変わらず切り替えが速いわね」
「ドラコがいればクロウはいつもご機嫌だね」
「ドラコ“も”だがな」
それを見送る3人だった―
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kurou(プロフ) - ルリさん» ルリさん、お褒め頂き光栄です🙇🏻♂️色々と未熟ですが精進していきます！ (2022年1月26日 12時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - とても素敵な作品で、更新が待ち遠しいです！久しぶりのワクワクで読んでいてとても楽しいです！次の更新も頑張ってください！ (2022年1月26日 8時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年1月21日 14時
