37.セブルス ページ37
『すみません』
図書室で今日一日の授業の復習を終え寮へ戻ろうとしていると
ある双子に目が留まり、声を掛ける
ｽﾞｯ
「「あ、スリザリンのお姫様じゃないか！」」
クロウに気付き、2人で声を揃えて顔を近づけて来る
『近いです、離れて下さい
それより、貴方達、薬品庫から何か盗みましたよね？』
後ろへ下がり、2人から離れそう伝える
フィデスが薬品の匂いがする、と伝えてくるからだ
「「え？」」
何で気付いたんだ、と言わんばかりに目を見開く双子
『はぁ、スネイプ先生に謝りに行きましょう。ほら』
そう言い、2人の手首を掴み、地下牢教室まで行く
彼ならまだ研究か何かしている筈だ、と
フィデスが後ろから歩いてくれてる為、
2人は逃げられず黙って着いてくる
ｺﾝｺﾝｯ
『スネイプ先生いらっしゃいますか？』
「何かようかね、Miss.ロヤリテート」
そう言い、スネイプ先生は
クロウの後ろの2人を見て眉をピクリと動かす
「よくやった」
クロウの頭にﾎﾟﾝｯと手を置き、3人を教室の中へと入れる
「何回目だ2人とも」
スネイプ先生が2人を叱っている間、クロウは後ろの本棚を見る
ﾊﾟﾗｯ
『(色々載ってる…)』
つい、興味本位で手に取り、読み込んでしまう
「大人しく戻る様に」
「「じゃあな！お姫様！」」
そう言い、2人を寮へ戻る様に伝えたスネイプ先生
2人は懲りていない様子で帰って行く
「君は帰らず何をしているのかね？」
スネイプ先生は本を読むクロウに声を掛ける
『すみません、つい…』
そう言い、顔を上げると何かを探られる様な妙な気持ちになる
「クロウ、君はそこまで気付いたのか」
学校で自分の名前を呼ぶセブルスに驚きつつ、
あれのことだろうか、と口を開くクロウ
『はい、休暇に入る前には何となく』
「そうか…」
何かを考え込む仕草をするセブルスに
何か悪いことをしただろうか、と眉を下げるクロウ
「聡明な彼等の子である君のことだ、
無理はしていないのだろう？」
『出来る範囲で手助けしたいと思いまして』
自分が出来るだけのことはやりたい、と伝えるクロウ
「…君は何故その力を使おうとしないのだ」
その力とは開心術のことだろう、
その言葉の通りクロウはあまり使おうとはしないのだ
『私が信頼してる人には使いたくないんです
別に使う必要もあまりないですし』
動物は別です、とクロウ
「ﾌｯそうか
ほら、もう遅い。早く寮に戻る様に」
セブルスはクロウの言葉を聞き、
悲しそうな嬉しそうな表情を浮かべていた―
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kurou(プロフ) - 飴雨さん» いえ、こちらこそありがとうございます🙇🏻♂️そのお言葉を励みにがんばります🙏 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - kurouさん» そうだったんですか！謎が解けてスッキリしました！😁この作品凄く好きなので更新楽しみにしてますね！👍 (2022年3月22日 21時) (レス) id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
kurou(プロフ) - 飴雨さん» お褒めの御言葉光栄です🙏敬称についてなのですが、私の中で未婚女性や少女はMiss.〇〇認識でして、そうさせていただいていました。お気に召されなかった様でしたら申し訳ありません… (2022年3月21日 7時) (レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - すごく文が分かりやすくて面白かったです！少し気になったんですけど女性の敬称は〔miss.〇〇〕ではなくMs.〇〇だと思います！😯 (2022年3月21日 0時) (レス) @page22 id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月4日 15時
