38.ダンブルドア校長 ページ38
『(何故わざわざ私に頼み事なのかしら…)』
クロウは朝食の時、ダンブルドア校長に声を掛けられ
夕食後、校長室にくる様に言われていた
『レモン・キャンディー』
ガーゴイルの銅像の前に立ち、
フィデスから伝えられた合言葉を言う
ｺﾞｺﾞｺﾞ
「待っておったぞ。Miss.ロヤリテート」
校長室に入ると、ダンブルドア校長は
中でミルクティーを飲んでいた
『お待たせしてすみません
私に頼みたい事とは何でしょうか？』
「まぁ、そう焦るでない
ミルクティーは好きかの？」
ダンブルドア校長は目の前の席に座る様に促す
ｶﾁｬ
『ありがとうございます』
「口にあった様で何よりじゃ」
クロウがミルクティーを飲み、微笑むと
ダンブルドア校長も嬉しそうにする
「君に頼みたい事はハグリッドから
ドラゴンを受け取ってわしに届けて欲しいんじゃ」
『？それは私じゃなくても出来るのでは』
ハグリッドが直接渡しにこれば良いのでは、と
クロウは不思議そうに首を傾げる
「君と話をする口実が欲しくての」
ウインクをしながらそう言うダンブルドア校長
『私と話をする口実、ですか』
偉大な魔法使いが私と話？、と唖然となってしまうクロウ
「君の両親は陰ながらわしの力になってくれとるんじゃよ
学生の頃も実に賢く、優秀な生徒じゃった」
『お父様とお母様が…』
両親からダンブルドア校長の話なんてあまり聞いたことが無いが、
顔が広い両親の事だ、あり得るかもしれない、とも思うクロウ
「君は両親譲りの聡明さと強さを持っとるようじゃからの
セブルスからも君の話を聞いておる」
『お褒め頂き大変光栄です、ダンブルドア校長』
二人の尊敬する魔法使いから褒められ誇りに思うクロウ
「そこで、これからも君に頼み事をする時があるかもしれん
わしに君とフィデスの力を貸してくれるかね？」
『えぇ、勿論、喜んでお受けしますが、内容にもよります。
私にも私なりの考えがあるので』
クロウの言葉にダンブルドア校長は安心した様な顔をする
「それでこそ、クロノスとアリアの子じゃ
その信念で、正しい選択を常に示してくれる
そして、踏み違えてしまった者には寄り添い、
傷を癒し、また歩き出す術を教えてくれる
素晴らしい子達じゃの」
ダンブルドア校長は優しく笑う
『私がお力になれるのであればいくらでも。
それで、ハグリッドの元へはいつ行けば良いですか？』
「明日の夜かの」
クロウが微笑むとダンブルドア校長も目を細め、微笑んでくれた―
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kurou(プロフ) - 飴雨さん» いえ、こちらこそありがとうございます🙇🏻♂️そのお言葉を励みにがんばります🙏 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - kurouさん» そうだったんですか！謎が解けてスッキリしました！😁この作品凄く好きなので更新楽しみにしてますね！👍 (2022年3月22日 21時) (レス) id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
kurou(プロフ) - 飴雨さん» お褒めの御言葉光栄です🙏敬称についてなのですが、私の中で未婚女性や少女はMiss.〇〇認識でして、そうさせていただいていました。お気に召されなかった様でしたら申し訳ありません… (2022年3月21日 7時) (レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - すごく文が分かりやすくて面白かったです！少し気になったんですけど女性の敬称は〔miss.〇〇〕ではなくMs.〇〇だと思います！😯 (2022年3月21日 0時) (レス) @page22 id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月4日 15時
