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episode51 アラジンside ページ3

ミカエル『………』


アラジン「(どうしよう…すごい見られてる…)」


ミカエル『気のせい、か』






僕がもう見えなくなったのか、ミカエルさんは僕の体をすり抜けて行ってしまった。


一体なんだったんだろう…?


どうしてあの人は僕のことが見えたんだろう?






長い旅が終わる頃


僕は知った


どうしてミカエルという女の人を探さなければいけないのか


そして、僕と同じようにその人を求めてる人達がいることも。






アラジン「戻ろう、地上の世界へ__」





僕は運命の流れへ飛び込んだ。



僕の大好きなアリババくんのところに向かって。





アリババくんはいつも背負わなくていい責任を背負おうとするんだ。



初めて出会った時も


初めて迷宮に入った時も


バルバッド国で出会った時も。



僕には分かっている、それは君がアリババくんだから



だからこそ僕は………








地上では、運命の逆流によって起きた戦争の中で
アリババくんと黒いマギのジュダルくんたちが戦っていた。





ジュダル「ハッハハハハ!!くらえ!!!」





ジュダルくんが杖を振り下ろすのと同時に、従えている黒いジンが黒い氷柱をアリババくん目掛けて投げた。






ドカァァァァァアンッッ___!!!!


ピィィィイッ……





天から一筋の光の柱が降り注ぐ





アリババ「!?」





僕は力になりたくて、君に手を伸ばすんだ


何度でも。





アラジン「ねえ?アリババくん!」





僕は光の中からアリババくんに手を差し出した。





アリババ「アラジン…!」





ジュダル「やっと来たか、チビ。
今度はあの時みたいに負けないぜ!

俺も俺のジンを手に入れたんだからなぁ!

さぁ!!お前もジンを出しやがれ!!」ビュンッ


アラジン「ウーゴくんかい?…ウーゴくんはもう居ないんだ」


ジュダル「は?どういうことだ?」





ウーゴくんは聖宮から僕を送り出してくれた。


もう一緒に戦うことは出来ない…





ジュダル「ジンが出せねぇならお前はただのガキだろ、死ねよ」




もう一緒に居られないけど





アラジン「ウーゴくんは僕に力を残してくれた!」





僕は熱魔法で巨人の形を創り出して、ジュダルくんの攻撃を防いだ。

そして、杖のその巨人の手に力を込めた。


僕はもう大丈夫だよ、ウーゴくん




君が教えてくれたから…

1人でも僕は、できる!!








アラジン「灼熱の双掌(ハルハールインフィガール)!!」

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作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2024年2月20日 8時

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