episode50 アラジンside ページ2
ウーゴ「その使命を果たすため
君はある場所に行かなければならない
世界を、運命を
君自身を知るために。
そしてこれが終われば君は手に入れているよ。
我が主、“ソロモンの知恵”を!」
白い暖かいものが僕を包んで僕はゆっくりと目をつぶった。
ウーゴ「そして君は“ある人”を探さなければならない
彼女の名前は“ミカエル”
地上のどこかで誰かの中で生きている
ちょっとうるさい子だけど、根は優しいから仲良くなれるはずだよ
頼んだよ。アラジン
開け__ゴマ!!!」
ウーゴくんのその言葉を最後に眠ってしまった。
それで次に目が覚めた時には、不思議な光景が目の前に広がっていた。
アラジン「ここは…どこ?」
_ここは莫大な知識の渦への入口
_ご覧…?
_あの1粒1粒が世界の真実の素粒子たち
_今からお前はその全てを巡り生まれ変わるのだ、マギよ
アラジン「君は誰なの?」
_全てがわかる
_その長い旅を終えれば。
不思議な声に導かれて僕は光の中へ入っていった。
『なんじゃなんじゃ?何か奇妙なものを感じるゾ?』
黒い髪をした
とても綺麗な女の人が遠くに見えた。
周りにはたくさんの人や生き物たちがいた。
アラジン「誰だろう?みんな僕のこと見えてないんだ」
この世界では人のどんなに近くにいても誰も僕に気づかない
多分、僕のことは誰にも見えないんだ。
僕は長い長い時間でこの不思議な世界を見ていた。
多分これは…歴史の記憶なんだとわかった。
そして気づいた、僕が何者なのか。
アラジン「………」
この世界は幻想でもなんでもない、昔に存在した滅びた世界。
そして、今僕たちが生きている世界へと繋がった。
僕だけが見たこの世界の歴史の真実
僕の使命。
アラジン「…分かったよ、ウーゴくん」
『んん?気妙な気配はお前じゃな?』
アラジン「!?!」
誰にも見えていないはずなのに、突然さっきの黒い髪の女の人が僕の前に現れた
それに目が合ってる…?!
黒い髪で両耳の下から三つ編みをしていて
青い目をした
本当に綺麗な女の人
『おい、ミカエル。何してんだ行くぞ』
ミカエル『なんじゃ見えているのはボクだけか?』
『何言ってんだ。行くぞー』
ミカエル『うむ』
アラジン「…ミカエルさん…?」
ウーゴくんが言ってた、僕が探さなきゃいけない人
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作者名:猫まる | 作者ホームページ:
作成日時:2024年2月20日 8時