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episode516 ページ17







ミカサ「!…いつの間に…」



アニ「……何が」



ミカサ「いや……そう…わかった」



アニ「何が…!?」



ミカサ「あなたはもう辛い思いをしなくていい。

でもアルミンは私たちと飛行艇に乗り、エレンのもとに向かう」



アニ「……わかってる。
そへで、あんたはどうしたいの?

人類を救うためにエレンを殺しに行くの?」



ミカサ「殺さない…遠くに行ったエレンを連れ戻す。
私はただ…それだけ」



アニ「………」





ミカサは立体機動装置をもって倉庫に足を向けた。






アニ「ところで、マフラーはもう巻いてないの?」



ミカサ「……持ってる、けど

今は巻いてない。」







私は船の中から食料を持って、飛行艇の整備をする彼らの元にいた。





貴「食料は置いておくわ、各自で食べてちょうだい」



ジャン「おう、ありがとなA」



コニー「なんか腹減ってんのか減ってないのかわかんねえ」



アルミン「ずっと気を張ってるからね」



貴「いい?エレンのとこに行く前に必ず食べておくのよ」



ライナー「A……お前の分はどうした?」






私の手元には1人1つ分の缶詰があった


でもそこには私の分は含まれていない。





ライナー「…その数じゃ1つ足りない…自分は食べないつもりか」



貴「…はぁなんでそんなすぐ気づけるのよ」



ライナー「お前の考えそうな事だと…」



ジャン「お前…今すぐ食え!俺の半分やるから食え!」グイッ



コニー「そんなんじゃ、サシャに文句言われるぞ!目の前にくいもんあんのに食わないやつがあるかよ、A!」グイッ



貴「ちょ…!!!?」






ジャンとコニーが、缶詰をあけるとスプーンですくって私の口の中に無理やり突っ込んできた。



私は思いもよらなかったことに思わずむせてしまった。





貴「ゴホッゴホッ…もう、そんな、いきなり突っ込まなくてもいいじゃない…;」



コニー「ハハッ!こうでもしないとお前食わないだろ!」



ライナー「自分は死ぬから、って俺たちに食料を譲ろうとしたんだろ」



ジャン「あのなあA。この先死ぬとか関係ねえんだよ、今考えるのは今じぶんがいきてるかどうかだろ

お前はまだ生きてる、なら食え。俺たちに無駄な気を使うんじゃねえ!」



アルミン「A、先走りすぎちゃダメだよ」



貴「……敵わないわね、ふふっ」

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作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2024年1月19日 11時

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