episode105 ヒストリアside ページ6
ヒストリアside
ケニー「コイツ…すげえ怪力だったな。
前世のやつはひ弱を演じてたって訳かよ、ったくめんどくせえ。
王様、眠ったこいつはどうするよ?殺すか?」
ロッド「殺そうとしたところで死なないだろう。柱に縛って…お前たちはここから離れろ」
ケニー「分かったよ王様」
男の人が眠ってしまったAを引きづって
鉱石の柱に鎖で繋いだ。
一体、何が起きていたの…?
Aが…2000年前からずっと生きている人間で
この人類を滅ぼそうとしている悪魔だなんて…信じられない。
Aは…いつも優しくて、どんなときも頼りになる人なの。
綺麗で声をかけると微笑んでくれるの。
私を心配して、安心させてくれるの。
そんなAが私たちを殺そうとする悪魔だなんて…
でも、さっきのAの顔…
すごく怖い顔してた……
ヒストリア「……」
Aに近づこうとしてもお父さんは、近づくなと私の手を掴む。
Aのこと何も知らなかったよ…私
お父さんが言うようにAは悪魔かもしれない…
でも…
___貴「アンタはヒストリアを傷つけた」
なら、どうしてあんなこと言ったの……。
殺したいほど嫌いならそんなこと言わないよ。
ロッド「分かったかい?ヒストリア」
ヒストリア「……うん、お父さん」
お父さんを信じなきゃ…
ロッド「敵が近づきつつあるようだ、急ごうヒストリア」
ヒストリア「うん」
私はお父さんから1本の注射器を受け取った。
エレン「___!!_!!」
ヒストリア「何よ…エレン、そんなに睨んで…」
ロッド「彼は自分の運命を悟ったのだよ
彼に食われた力はあるべき場所へ帰るだろう、ヒストリア
お前の中へと」
ヒストリア「?」
ロッド「この洞窟は今から役100年前、A・リシェリアから人類を守るため、“ある巨人”の力で作られた
あの3重の壁もその力だ。巨大な壁を作ることで人類を守ったのだ。
そしてその巨人の力は人々の心にまで影響を与え、記憶を改ざんした。それはいくつかの血族を除いてだが、その末裔もほかの人類も100年前の世界の歴史を誰も知らない、
誰も覚えていない…フリーダ・レイスとA・リシェリアを除いては。
フリーダが持っていたのは巨人の力だけでは無い、この世界の成り立ちとその経緯の全てを知っていたのだ
彼女がそれを手にしたのは…15歳の時だった」
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです!!ばんばん更新しますねっ!ありがとうございますっ! (12月1日 19時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です!夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました!!更新楽しみにお待ちしておりますね!! (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫まる | 作者ホームページ:
作成日時:2023年11月25日 6時