検索窓
今日:32 hit、昨日:43 hit、合計:62,881 hit

episode143 ページ44







翌朝





エルヴィン「話は出来るか?」






リヴァイと夜通し昔の話をした後、エルヴィン団長とハンジさん、そしてアルミンが牢へ来た。






貴「答えられることは僅かですが、それでも良ければお力になりましょう」



エルヴィン「昨日、君たちが話していた事を聞いた。君のその答えを聞けて何よりだ」



貴「嬉しそうでは無いですね…エルヴィン団長」



エルヴィン「…これについて君の話を聞きたい」






エルヴィン団長が胸ポケットから取り出したのは、とある注射器だった。

ロッド・レイスが持っていたものか…それともあの場にいたケニーが隠し持っていたのか…





ハンジ「私たちの技術では解明できなくてね。君なら知っているんじゃないかと思って」



リヴァイ「……これを使えば巨人になれる、そうだろう?」



貴「えぇ、これは人間を巨人にすることが出来るものよ。

その成分は人間の脊髄液…王家のものね」



アルミン「!!」



貴「ここの人類はそれを使えば巨人になる。知性を持つ訳じゃないけど…それを使えば瀕死状態でも蘇るわ。人間には戻れないけどね」



ハンジ「…でも、知性を持った巨人を食べればその力を継承できる、と」



貴「はい、その通りです」



エルヴィン「なぜ話す気になってくれたんだ」



貴「そうですね……アルミンたちが話してくれたように、協力し合う事がお互いのためだと思ったので」



エルヴィン「そうか」



貴「…エレンは今どうしていますか?」



アルミン「硬質化の実験を繰り返し行って、ウォールマリアの穴を塞ぐために頑張ってるよ」



貴「そう…慣れない力で心身を削っているでしょうね
体力に限りがある…硬質化も無限じゃないわ。出力の仕方を考えないとダメよ」



ハンジ「出力のコントロール、それはどうやってするんだい?」



貴「本人の加減ですよ。与えられた力というのはいつも限界があります。

なので、最低限巨人が入らない位に調整して穴を塞がなければしなければ彼は2つの穴を塞いだあと…力尽き、しばらく使い物にならなくなるでしょう」



ハンジ「なるほど!エレンに伝えておくよ、ありがとう」



エルヴィン「A、君からはウォールマリア奪還の計画についての意見を聞かせて貰いたい。だが作戦には参加させることは出来ない」



貴「構いませんよ。…エルヴィン団長、あなたの指示に従いましょう」



エルヴィン「では、早速だが…」

episode144→←episode142



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです!!ばんばん更新しますねっ!ありがとうございますっ! (12月1日 19時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です!夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました!!更新楽しみにお待ちしておりますね!! (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年11月25日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。