episode101 アルミンside ページ2
アルミンside
僕達はとある場所へ向かって馬と馬車を走らせた。
ミカサ「ハンジさん、それで2人の居場所の手がかりって」
ハンジ「これから話す、エルヴィンから託されたレイス家の領地についての調査報告書がこれだ」
ハンジさんの手には1冊の本があった。
エルヴィン団長が王政に捕えられる前にAに依頼していた調査報告書などがまとめられているらしい。
ハンジ「中身はほとんど5年前、レイス家を襲った事件についてだ」
アルミン「5年前…」
ハンジ「そう、ウォールマリアが破壊された日だ
とにかく最初から掻い摘んで話すと。
ロッド・レイスは領地の主としての評判は悪くなかった。5人の子供を持ち、特に長女のフリーダは飾らない性格で、領民からも好かれていたらしい
しかし、5年前の夜…悲劇が起きた。
世間の混乱に乗じた盗賊の襲撃によって村にある唯一の礼拝堂が焼け落ちてしまったんだ。
悪いことにその夜はレイス一家が揃って、祈りを捧げていた。
そして、一家の主ロッド・レイスを除く全員が盗賊に惨殺されてしまったんだ、と
そして、それは…ヒストリアの母親が中央憲兵に殺される数日前の出来事。
つまりロッド・レイスは家族を失った直後にヒストリアに接触をはかった。この辺りに連中がヒストリアを求める理由があるのだろう…」
リヴァイ「血縁関係か…その血に何か種か仕掛けがあるってのか」
ハンジ「今はそこまでは分からない
それよりも私が気になるのは礼拝堂が全焼したってとこだ。
礼拝堂は石造りだ。破壊するには相当な時間と労力が要る。
盗賊なら撮るもんとってとっとと、逃げるべき…しかもその盗賊を見たのはロッド・レイスただ1人
しかもロッド・レイスはその後、自身の財産で礼拝堂を立て直している。…何故だろう
もはや、ここに巨人の存在が無かったと言う方が可笑しいだろう
これが私の早合点としても、我々が向かう価値は十分にあるはずだ。」
リヴァイ「それで…Aについては何もねえのか」
ハンジ「あぁ…ここには彼女については一言も書かれていない。だが、Aがこの情報を調べエルヴィンに渡したんだ」
アルミン「!!…Aが調べたのなら自分についてを報告しないはず」
ハンジ「それに、Aがロッド・レイスと何かしらあるのだとすれば…」
アルミン「僕達と同じ場所にAは現れる」
ハンジ「……そういうことさ」
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです!!ばんばん更新しますねっ!ありがとうございますっ! (12月1日 19時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です!夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました!!更新楽しみにお待ちしておりますね!! (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫まる | 作者ホームページ:
作成日時:2023年11月25日 6時