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episode77 ページ28

Aside






___1週間後





私は片腕を失ったエルヴィン団長のいる部屋の
ベッドの横に立っていた。


そこにはピクシス司令とリヴァイの姿もあり、
先日のエレン奪還時の話をしていた。





ピクシス「まさか、あの時よフードを被ったエルヴィンの部下がこんなにも美女だとは驚きじゃのう」



貴「よく言われます」



ピクシス「ハッハッハッ!面白い美女じゃな」



リヴァイ「……」



ピクシス「どうじゃ?今度はわしの酒に付き合わんかね?
食事でも良いぞ。美女がいると全てが美味しくなるからのう」



貴「あぁ…はい…」



リヴァイ「……」



エルヴィン「ピクシス司令、その辺にしてやってください」



ピクシス「おお、悪かったな嬢ちゃん」



貴「いえ」



リヴァイ「……」






隣に座るリヴァイからの、無言の圧がかけられていたことは
言うまでもない。





コンコンコンッ…




貴「ハンジさんです」



リヴァイ「入れ」



ハンジ「失礼するよ、エルヴィン。
いらしてたのですね、ピクシス司令」






入ってきたハンジさんの隣にはコニーの姿もあった。

私は扉を閉めて、エルヴィン団長のベッドの横に立ちなおった。




ハンジ「ちょうど良かった…彼は」



コニー「104期調査兵団、コニー・スプリンガーです」



ハンジ「コニーはラガコ村の出身です」



ピクシス「今回の巨人の発生源と言われとった村か」



ハンジ「はい。実は村での調査結果を彼に確認してもらった所…あの仮設の信憑性が増すばかりでして…その報告に」



貴「………」






私はただ話を聞きながら、立つばかりだった。






ピクシス「なんじゃと?…今回出現した巨人の正体はラガコ村の住人…」



エルヴィン「つまり、巨人の正体は人間であると」



ハンジ「まだ。確証は無いけど」



リヴァイ「じゃあなにか…俺は今まで必死こいて人を殺して飛び回ってた、ってのか」



ハンジ「確証はないと言っただろう」





彼らの頭の中は混乱していることだろう…
リヴァイでさえも…。


ハンジさんとコニーが出たあとの部屋の中はとても静かだった。


ピクシス司令は、エルヴィン団長にお大事にな、と怪我の労りの言葉をかけ出ていってしまった。





リヴァイ「…エルヴィン…。…!!」



貴「!」



リヴァイ「お前、何を……笑っていやがる…?」







私は驚いた。


この人もこんな顔をする時があるのか、と。






エルヴィン「……なんでもないさ」

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猫まる(プロフ) - 龍亜さん» そう言って貰えてめちゃ嬉しいですっ!ばんばん更新させて貰いますっ! (11月26日 6時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。次の更新も楽しみにしています。(๑>◡<๑) (11月23日 21時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年11月22日 6時

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