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豪炎寺side
ヒロト「……なかなか、念動波は難しそうだね」
緑川「そりゃそうさ。あの映像は4年前のもの…あれ以来その力はでていないんだから」
先日、タイムブレスレットにAに関する情報が送られてきた。
Aの能力や
化身のこと
眠る力、など。
Aの力の覚醒がサッカーを救うことになると書かれていた。
そこで俺は鬼道だけではない、ヒロトや緑川…他の奴らにも声をかけ、
ヒロトや緑川…吉良財閥が保有していた研究施設を使用させて貰うことにした。
しかしまだ解体していなかったとは…
緑川「でもよく分かったね…星の使徒研究所がまだ解体されてなかったこと」
ヒロト「それもそのタイムブレスレットのおかげって感じかな」
豪炎寺「ああ。」
ヒロト「円堂くんが生きてるって言われた時は…まさかと思ったよ。でも…君がそんな嘘をつくわけないし…それが本当だって信じるしかないよね」
緑川「…SSCの存在を知ってから、正直Aの能力は隠すべきだと、覚醒させてはいけないと思っていたが
まさか、それが円堂やサッカーを助けるために必要な事だとは…驚きだよ」
Aが全ての能力をコントロールした時、Aの中に眠る力が覚醒する
さらにその力はAの化身2体と強い関係があるらしい。
貴「ねえ、無理なんだけどー！できる気配ゼロー！！」
モニター越しでAが諦めモードで叫んでいる
豪炎寺「前の感覚を思い出すんだ」
貴「それが思い出せないんだってばー！」
豪炎寺「とにかく集中だ」
貴「うぅー…わかったぁー」
Aは目を閉じた。
発現した瞬間はおそらく本人が追い込まれた状況にあったからだろう
ヒロト「…A、君が苦しかったことをおもいだしてごらん」
緑川「…ヒロト…」
ヒロト「君は今まで何をしてきたのか、何が辛かったのかもう一度考えよう」
普段であれば絶対にしないであろう…
Aの過去を振り返る行為。
俺たちは“Aには後ろは振り返らせない”と約束をしている。
生まれてまもなく、自分を殺して生きてきたA
そしてこれまでの5年間、俺たちのためにまた自分を殺し、大好きなサッカーを嘘をつき続けたAに
前を向いて生きて欲しかったから。
だが、サッカーを救うため
円堂を救うためにAのちからが必要なのだ
貴「………」
頑張るんだ、A
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
