六話 ページ7
××
泉「言うことあるなら早くしてくれる？俺だって暇じゃないんだよねぇ」
レオ「あああっ
凛月「ふぁ〜……安眠妨害〜」
あんずが気を利かせて私がKnightsのみんなに話す時間をちょっとだけ作ってくれた。
だから、頑張って話そうとしたけど、いざみんなを目の前にすると言葉が詰まって何も言えなくなる。心の中では笑顔で「プロデューサーやめる！」なんて言えるけど現実はそんな簡単じゃない。
無言の私に痺れを切らした三人の言葉に更に何も言えなくなり、あんずが心配そうに私を見た。
助けて英智、私には無理だったよ。
なんて弱音を吐いた次の瞬間、司と嵐が私の傍にしゃがんで私の手を取った。
司「お姉さま、何かあったのですか？どんな些細なことでもいいですから司に言ってください！」
嵐「そうよォ？話しずらいなら部屋を変えましょう？」
その二人の言葉にいち早く反応したのは私の横に座ってたあんずだった。
あんず「司くんと嵐ちゃんだけ来てください。他の方は各々に好きなことをどうぞ」
『あんず……？』
凛月「ん〜、早く帰ってきてね〜」
あんずが怒ってるように感じるのは気のせいだろうか？
ひとり首を傾げていると、あんずが「行きましょう」と言って動けずにいた私の手を引いてくれた。
あんずを先頭にKnightsのレッスン室から少し離れた会議室へと移動し、司と嵐は何事か？と首を傾げながらも私たちに着いてきてくれた。
なんて、優しい子たちなのだろうか。
こんな良い子たちの時間をわざわざ貰うなんて、そんな恐れ多いことしてもいいのだろうか。
なんて考えてる間にも事は進み、気がつけば私とあんず、司と嵐で向かい合って座っていた。
目の前の二人があまりにも心配そうに私を見るものだから、私は胸が締め付けられるような感覚に陥りながらも声を絞り出した。
『わ、たしっ……………プロデューサー、やめるんだ……』
その言葉と共に止まっていたはずの涙も再び溢れ出す
なんで泣いたのかは分からない。分からないけど、この涙を止める方法の方がもっと分からなかった。
………今の私、すごくカッコ悪いな。
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みるくてぃー(プロフ) - 鳳凰さん» 素敵なコメントありがとうございます！とても励みになります！！不定期更新ですが気長に待って頂けると嬉しいです♪ (8月22日 11時) (
レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
鳳凰 - 二十四話で推し達がいるの嬉しすぎる！！お話もとても面白いので更新楽しみにしてます！頑張ってください🌸 (8月21日 15時) (レス) @page25 id: 3ca2752c0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー | 作成日時：2023年2月12日 22時
