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ある少女side
奈「お姉ちゃんの事務所は…ここのはず」
あぁ来たけど入るの怖い…
謝ってもお姉ちゃん,許してくれるのかな?
『あんたなんて知らない』
なんて言われないかな?
あぁどうしよう
怖いよ
?「どうしました?うちに用でしょうか?」
後ろを振り向くと,お姉ちゃんとよく一緒にいた男の人
奈「あ,こ…づかさん?」
小「あ,君は…」
そう言って小塚さんは笑った
小「アーヤなら中にいるよ,他の奴らは調査で出てるから安心して。自分の思いをきちんと言えば気持ちは伝わるさ。」
奈「え?なんでわかって…」
小「僕はこれでも探偵だよ?」
「さぁ,行ってらっしゃい」
そう言って背中を押してくれる
奈「…ありがとう…ございます」
コンコン
彩「はい,どうぞ」
奈「失礼します…」
彩「あ…」
驚きで目を見開くお姉ちゃん
奈「お姉ちゃん…あの…」
彩「…なにかご相談ですか?」
え?
私が来たことには何にも触れないの?
相談しに来たと思ってるの?
…やっぱり 嫌われちゃったかな
“自分の思いをきちんと言えば気持ちは伝わるさ”
…言うしかない!
奈「ごめんなさい!」
彩「え?」
奈「お姉ちゃんがお母さんに傷つけられてたこと知ってたのに。怖くてなにもできなかった。話してあげることも出来なかった!」
目から涙がこぼれ落ちる
奈「私に勇気がなかったからお姉ちゃんは…私があの時,声をかけていたらお姉ちゃんは苦しまなかったかな?」
彩「奈子…」
奈「今からじゃ遅いかもしれないけど…許してくれますか?」
「こんな私だけど,これからも…“奈子”って呼んでくれますか?」
ギュッ
彩「なんで謝るの?奈子は何にも悪くないじゃない!勝手に家を出たのは私だし,母さんにされてた事も私の力不足よ」
「わざわざ来てくれたんだね」
そう言ってお姉ちゃんは笑った
「ありがとう,奈子」
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図書室でkz5冊借りた人間 - 小塚とアーヤって付き合ってたけって思っちゃうぐらい面白かったです (3月8日 13時) (レス) @page50 id: e31e12f370 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - 小塚とアーヤの恋愛みたいです! (2023年2月19日 21時) (レス) @page50 id: c446d0bf5d (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - Pulちゃんさん» そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます! (2021年7月21日 23時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
Pulちゃん(プロフ) - この作品神すぎんか?あつ森 (2021年7月17日 16時) (レス) id: 004963a4c6 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 萌音さん» ありがとうございます!大人になった皆の話もかけていけたらと思っています!! (2020年12月2日 21時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mayu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/
作成日時:2018年11月29日 22時