｛探偵チームKZ事件ノート｝もう全部壊れちゃえ

☆ ページ10

小塚side



小「アーヤ！？」

おでこに手を当ててみる
熱い…熱があるんだ！

僕は傘を吹っ飛ばしてアーヤを持ち上げた

ガチャ！バンッ！
ダダダダ…

勢いよく扉をあけて，階段を駆け上る。
幸い家には誰もいなかったから良かった。

部屋の扉も勢いよく開け，ゆっくりアーヤをベットに下ろした

「大丈夫…かな？」

アーヤの目の下に泣いた跡がある…
泣いてたんだね…

「ごめんね，あんな酷い事言って…本当にごめん！」

目からポロポロと涙が落ちる

本当にごめんね…アーヤ！



ハッ！
まずアーヤを拭かないと！

お風呂場からタオルを持ってきて，アーヤを拭く。

洋服どうしよう！？

「あぁぁぁぁ！」

うぅ…アーヤごめん！
風邪引いちゃうから！！

ワンピースのボタンを外して体にバスタオルをかける。
その時，アーヤの腕に目がいった

「この傷は！？」

アーヤの肘から手にかけて鋭い傷があった
まるでカッターで切ったような…

階段を駆け下りて救急箱を取り出す
消毒して絆創膏を貼った

この傷どうしたんだろう…



洋服脱がしちゃったけ何着せよう？
僕のでもいいかなぁ？
ごめんねアーヤ

パーカーを着せてズボンを履かせる。
…下着濡れてるけど…ごめん…



「はぁ…」

ため息が自分の部屋に響く




なんか今日は大変だったな

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