｛探偵チームKZ事件ノート｝もう全部壊れちゃえ

☆ ページ32

上杉side



小塚の態度がおかしかったから，何か隠してると思って見張ってたんだが…
なぜ立花と一緒にいる？

黒「…ちょっとこっち来い」

そう言われて俺は外に出た
近くの茂みに身を隠し，あいつらの会話を聞く
あいつら仲よさそうだけど…小塚はなんであいつといるんだ？

小「アーヤ？着いたよ？」

彩「え！？」

すると立花が顔を上げる
目が赤い…泣いていたのか？

彩「ごめんね！小塚くん！1番重要なの言ってないじゃん！ほんとごめん！」

小「大丈夫だよ！帰りも一緒に帰って話し合おう？」



話し合う？なにをだ？
全くわかんねぇ

小「あのね，アーヤ。上杉たちが僕がアーヤの事について隠してるって感づいてるっぽいんだよ…アーヤの事言っちゃダメだよね？」

…バレてたのか！
黒木の方を見ると黒木は肩をすくめる

彩「それは小塚くんの判断に任せるよ。信じるか信じないかはあっちが決める事だし。ね？信じそうだったら言ってもいい。話を聞いてくれそうだったら帰りに一緒に帰ろう？」

信じる…か
どうだかね…立花が嘘をついてるって事もありえるしな

小「アーヤ…ありがとね！僕を信じてくれて！」

アーヤ…ね，小塚は立花の事を信じているのか？
なぁ？立花にはなにが起こったんだ？








小塚side



アーヤは僕を信じてくれてる！
どのタイミングで言おうか？
…あいつらがまた言って来たらでいいか…
アーヤ，絶対に笑顔を取り戻して見せるからね！

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