プロデュース科の一期生はキツくて優しい【追憶】 (ページ8)

今日:90 hit、昨日:122 hit、合計:10,298 hit

８　意外な一面ページ8

『失礼します』

「お、綴、来たな」

職員室に入ると、佐賀美先生が応接スペースで、教科書などの入った重たそうな袋を準備していた。

「これ、今朝言ってた教材。明日からこれで授業受けてくれ」

『ありがとうございます』

手渡された袋を受け取り、一礼する。

そして、今日の午後と明日からの学校について説明をされた。

明日からについては、椚先生も言っていた通り、基本的には授業中心。

そして今日の午後は、早速プロデュース業務について、椚先生から説明があるらしい。

「ってことで、あきやんが来るまでちょっと待っててくれ」

『わかりました』

佐賀美先生は、そこまで説明すると、欠伸をひとつして応接スペースから出ていく。

やることが無くなり、何となく職員室を見渡せば、さっき職員室まで一緒に来た零が、先生たちと話をしているのが見えた。

『(意外と人気者なのね)』

先生たちと零の様子を見て、漠然とそう思う。

けれど、先生たちに取り囲まれている零は、何となく疲れているような、退屈しているような感じで...。

あんな飄々としたやつでも苦労しているものなんだな、と他人事のようにそう思うのだった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

今回はお話が短めですが、キリがいいので作者が通ります。

まず、ここまで読んでいただきありがとうございます。

そして、今回は報告と感謝のために作者が登場させていただきました。

一つ目に、hit数400越え、ありがとうございました。

たくさんの方が私の作品に目を通してくださって嬉しいです！

二つ目に、評価9票(現時点)と、20人もの方々のお気に入り登録ありがとうございます！

三つ目に、過去最高138位！

読者の皆様のおかげです！本当にありがとうございます！

これからも亀速度にはなるかもしれませんが、頑張って最後まで書いていこうと思いますので、応援いただけたら嬉しいです。

これからもよろしくお願いします！