プロデュース科の一期生はキツくて優しい【追憶】 (ページ24)

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24　新たな出会いページ24

「じゃ、話しかけといて悪いけど、この後またしばらく海外だから」

『そう。気をつけて行きなさいよ』

「おう。ありがとな」

零はそう言って手を振りながら歩いていく。

デッドマンズライブの後すぐに海外に行って、戻ってきたと思えばまた海外。

零はなかなか忙しそうだ。

そう思いながら見送り自分も目的地へと向かおうとすれば、どこからか、歌声が聞こえてきた。

まだ少しぎこちないけれど、伸びやかな歌声。

この学院で外で自主練習に励むほど真面目な人間がいたなんて、と驚きながらも、私の足は自然と声の方向へ引き寄せられている。

建物の影から声の発生源を覗いてみれば、青の混じったような綺麗なグレーの髪が見えた。

『(何度も同じパートを歌ってる...ぎこちなさをちゃんと把握できてる感じね)』

歌を聴きながら、つい癖のようにそんなことを考える。

ここ最近で身についたプロデューサー業務の特訓の成果だ。

＿＿それからも、しばらくの間見入っていたけれど、授業の予鈴が鳴って仕方なく移動することにした。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

短くてすみません！

お久しぶりです。作者の薫です。

いつの間にか、お気に入り登録140人越え。
評価35票！

本当にありがとうございます！！

お礼を申し上げるのが遅くなってすみません。

また、更新速度が相変わらず亀並みで申し訳ないです。

それでも少しずつちゃんとお話を進めていこうと思っておりますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

これからもご愛顧ください。

よろしくお願いします！