君の背中【赤羽業】3 (ページ11)

今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:135,357 hit

11 ページ11

そして最終的に船酔いをした殺せんせーは前原くんや菅谷くんの介抱により水上コテージへ到着した

私たちはスタンバイを始める
片手に大きなホースを持ち海へ入る

今頃三村くんと岡島くんが作ったドキュメンタリーをみている頃だろう
一体どんな顔をしてみているのかな

そんなことを考えていると、トントンと私の肩を叩くような感覚がして振り向く
そこにはカルマがいた

｢今頃ビデオ見てる頃かな｣

｢そうだと思うよ｣

私たちは殺せんせーやみんながいるコテージを見つめた

すると突然不安が襲いかかってくる
本当に上手くいくだろうか…
私は苦しくなって俯くとそれに気づいたカルマが私の頭をくしゃくしゃっと撫でた

｢…大丈夫だよきっと｣

そう遠くをみながら私の頭を撫でるカルマは何倍も大人に見えて
私はうんと頷き前を向いた
するとすーっとカルマは自分の持ち場へ移動した

そしてドゴン！！！！
と大きな音がしてコテージが一気に崩れる
予定通りフライボードで水圧の檻をつくったみんながいた

これなら…いける！！！
私は持っていたホースを一気に先生の方へ向けた