検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:135,417 hit

12 ページ12

水圧の檻へ向けて勢いよく吹き出すホースを向ける
外で倉橋さんがイルカを指揮している声も聞こえてきた




そして律を含めたメンバーが一斉射撃で先生の退路を防ぐ
私は先生がいたコテージを見つめた
あともう少し…!!!!



最後の一撃!!
千葉くんと速水さんの正確な射撃が当たったと思った瞬間





『ドッ!!!!!』





今まで見たことないくらい眩い光が海を一瞬照らした
私は初めて殺った手応えを感じた
これは…殺れたはず!!!!



すると閃光が走った場所からブクブクブクブク…と泡が生まれていた




そして次の瞬間
私たちは目を疑った





殺せんせーは球体のような形になって浮かんでいたのだ





「なっ…何あれ」



「これぞ先生の奥の手、完全防御形態!!!!」





完全防御形態…
先生の説明曰くこの形態になった先生は無敵で水も対先生用物質も全てあの透明な壁がはね返すらしい





完敗だ…
ここに来て殺せんせーの隠し技に負けた
ミスは無かったはず…でも殺せなかった





寺坂くんが先生を鈍器でガンガンと叩くが核爆弾でも傷1つつかないという



私は落ち込んでいると、カルマが先生にスっと自分のスマホの画面を見せた




「にゅやーーーッ!!!!」





とその時先生の悲鳴が響き渡った
カルマに近づき画面を見ると、先生の恥ずかしい姿が…



「ついでにそこで拾ったウミウシも付けとくね」




そうニヤリと笑い先生にひっつけると先生はさっきよりすごい悲鳴をあげた
こういう時のカルマは天才だ


散々殺せんせーをいじると烏間先生が殺せんせーをビニール袋に入れようとした
すると殺せんせーが




「皆さんは誇っていい 世界中の軍隊でも先生をここまで追い込めなかった ひとえに皆さんの計画の素晴らしさです」




そういつもの様に褒めてくれたけど、みんなの落胆は隠せなかった

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。