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お水を飲みながら、交代の番を待つ。
ちなみに、彼女にはイチゴミルクを持たせて、ゾムくんのところへ行かせた。
「…ながいなぁ」
そう呟いてすぐ、教室の扉が開く音が耳に届いた。どうやらようやく、交代の時間らしい。
「……お花摘みにですか？」
教室から出てきた理由を聞いてみれば、彼女は首を振って、携帯を取り出す。
「電話です」
電話かぁ。
じゃあ、4,5分後かな。なんて考えれば、すぐに彼女が携帯をしまった。
早くいけと急かすような視線に、思わず「え？」と声を出す。
「……すぐ行かないと、怪しまれますよ？」
「え、電話…」
「すぐ戻ると言ったので。因みに掛けてきたのは、貴女の従兄弟という設定です」
「あぁ…」
それは、すぐだね。
納得したので、小さく頷いて、ゾムくんのいる教室の扉を開く。
そうすれば、すぐ目の前にゾムくんが待ち構えていて、グイッと手を引かれた。情けなくも、「うぇ」なんて変な声が出て、少しだけ恥ずかしい。
「電話、終わった？」
「ん、終わったよ」
「……じゃ、さっきの続き、しよ〜？」
さっきの続き？？
私には分からない内容だが、話を合わせないと怪しまれてしまう。
そう考えて、ゾムくんの言葉に小さく頷けば、嬉しそうに笑って、私を抱きしめるゾムくん。
「好き…」
「ぇ…」
本日、二度目の告白。
今回はゾムくんから。
突然の告白に、一瞬戸惑うが、「私も、好きだよ」と答えれば、さらに強く抱きしめられる。
ジワジワと熱が巡ってきて、ゾムくんの匂いやゾムくんの肉付き。ゾムくんの全てを全身で感じているようで、緊張度が増す。
「Aって、抱きしめると、めっちゃ、心臓の音が聞こえるんよね」
「…ぅぐ…」
「んふふ、いっつもドキドキしっぱなしやもんなぁ」
「むっ…悪い…？」
少しだけ拗ねたように、開き直りながらも、ゾムくんの顔を見上げる。
すると、すぐにキスが降ってきた。噛み付くように、何度も何度もキスをするゾムくん。
「ん…っ」
甘い甘い口付けに、理性が溶けそうになって、その度に勝負事が頭にチラつく。
流されちゃ、ダメ。
また、交代しなきゃだし。
ん？待って、これって続きだよね？
ってことは…。
嫌なことが頭に浮かんで、一瞬、動きが止まる。
いやいや、流石に、彼女(偽物)と変なことはしていないだろう。と懇願にも似た思いを考えれば。
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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます！！文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります！（笑） (2021年2月22日 20時) (
レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…！！！！！はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ！！！そして夢主も可愛いっっっ！！ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる！そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください！！！ (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます！続編も頑張りますね！ (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年1月13日 23時
