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10.一緒の部屋 ページ10

[A]




部屋の前に着き、
ジュダルに別れを告げる。





A「では、また明日。」





ジュダル「あぁ?何言ってんだ?
ここ、俺の部屋だぜ?」





A「え、でも朝ここから私は出てきたよ?」







ジュダル「だから、
お前を俺の部屋に寝かせてたってこと。」






A「は、はァァァァァァ!?!?」






思わず廊下で発狂してしまった。





ジュダル「仕方ねぇだろ?
急遽お前を連れてきたんだから
空いてる部屋がなかったんだよ。」






A「ななな、なんて無責任な!!
え、まさか貴方寝てる間私に何かしてないわよね!?」






彼は急に考え出した。





え、一応のつもりで聞いたんだけど…
まじで何かしたの!?この変態!!!






A「こ、この変態!!
何したのよ!!」






ジュダル「いや、
昨日久々に魔法の勝負をしたから疲れちまって。

何かあったか思い出そうとしたが、
全く覚えてねえや!」






A「ハァァァァ!?
人のこと攫っておいてそれはないんじゃない!?
この変態!!口悪男!」






ジュダル「はぁ!?
勝手に人を変態呼ばわりするんじゃねぇよ!!

そもそも俺が女に興味ねぇのは分かっているだろ?
そんな簡単に手を出すかよ。バカか!」






くっ…………
なんだか私だけ先回りした考えを
いってしまったみたいで恥ずかしい…







A「っ…………////」






ジュダル「プッ、ハハハハハ!!
お前顔すっげー赤いぜぇ!!」







この男ったら!!
普通そんなデリカシーの無いこと言う!?




絶対モテないなこの人。







その後も口論をしたが、
結局部屋がないとのことで
ジュダルの部屋に寝ることに決まってしまった。

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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