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8.ノリは大事 ページ8

[A]




ジュダルとの戦いは夕方まで続いき、
私の体力が尽きて休戦になった。





A「あぁ……もうヘトヘト。」





ジュダル「ふっ、
あんなんでくたばるなんて弱えな。

お前がくたばらなければ
もっと遊びたかったんだぜ?」







A「う、うるさい!
貴方は魔法しか使ってなかったじゃない!
私は魔法は一切使ってなかった。
少しくらい手加減してよ!子供じゃあるまいし。」






ジュダル「悪りぃw
つい面白くて忘れてた。
こんなに力を出して戦ったのはひっさびさだからなぁ!!

まぁいいじゃねぇか!
それだけお前が強いってことだ。」






言いくるめられた気もしたが、
この人と話が通じなくて疲れたから
話すのを辞めると、







ジュダル「そういやどうして
金属器使わなかったんだ?

刀だけで俺に挑んでくるのも悪くはねぇが、
気になるぜ。」







A「単純な話。
私の魔法を知ったら
敵に責められた時に不利だからよ。

私が魔法を使わない限り、誰も私の魔法が分からない。戦いに勝つための勝算よ。」







ジュダル「っ……………」






ジュダルは驚いた目で私を見た。





A「何よ?その目は。」






ジュダル「あぁ、悪い。
お前、ガキのくせに意外と賢いんだな。」






A「ガキって…
貴方とさほど歳は変わらないと思うけど。
もしかして見た目の割に30だったりするの?」






ジュダル「はぁ!?
どう見ても20の男に見えるだろうが!!」






A「ぷっ………w」






何この人。
少し辛かっただけなのにw

ノリというものをしらないのかしら?


見た目のいかつさより
意外な反応がきて吹いてしまった。





ジュダル「く………
おい!!戦いの続きをしろ!!!」







A「はぁ!?
だから私今体力がないって言ってるでしょーが!!」







なんとかジュダルの怒りを抑えることに成功し、
部屋の前についた。

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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