7.その名は紅炎 ページ7
[A]
紅炎と今確かにジュダルは言ったよね。
え!紅炎って、あの練紅炎!?
煌帝国第一皇子だよね!?
ジュダル「何って俺の退屈しのぎの女さ!」
カチン!
あったまにきたァァ!!
口悪いと思ってたけど、
ここまで悪いと腹が立つ。
A「貴方ほんと何様なの!?
勝手に攫っておいて退屈しのぎ?
私は物じゃないわ!」
ジュダル「おぉ…おっかねぇ。
事実なんだししょうがねーだろ。」
こいつ!!
殺意をむき出しにして刀に力を込めると、
紅炎「落ち着け女。
とりあえずジュダル。俺の許可なしに他国の娘を引き連れたからには理由を聞かせろ。」
ジュダル「めんどくせぇな。その女強えんだよ。
お前と同じく3つのダンジョンを攻略してる。
それに旅をしているらしいしな、
名目は煌帝国に留学しに来たとか
適当なことを並べておいてくれればそれでいいさ。」
紅炎「ほぉ。
俺と同じく3つのダンジョンを攻略したのか。」
ギクッ!!
鋭い目でこちらをガン見され目が合う。
背筋が凍りつくような視線だ。
紅炎「いいだろう。
興味が沸いた。留学に来たということにしておいてやる。その代わり、煌帝国で妙な真似をしてみろ。
5人のダンジョン攻略者が総力戦で向かい打つ。
王宮には自由に出入りして良い。」
それだけ言って、
紅炎さんは帰ってった。
ジュダル「良かったなァ!!紅炎に気に入られて。
これで堂々とやり合えるってもんだ。」
A「うぅ………
何が良かったなァだよ!!」
スパン!
ジュダルの髪の毛スレスレに刀を振り下ろした。
間一髪で避けられたが。
ジュダル「おぉ!危ねぇ危ねぇ。
いいぜ。嫌いじゃねぇよ。こうゆうの。
もっと本気でかかってこいよ!!
さっきの続きの始まりさ!!」
A「このーーーー!」
それからは無我夢中で
刀を振り下ろしたりしたが、
ジュダルも強く、
引き分けとなり一日が終わった。
22人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時