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46.見透かされてる ページ46

[ジュダル]




ようやく分かった。
俺は、こいつを好きになっていたんだ。




女の癖に馬鹿強くて、マゴイ量も多くて
最初はただの暇つぶしで戦っていたが、


一緒に街中歩いたり、遊んだりしているうちに、
彼女の可愛い1面を知れて、


ずっと愛しいって思っていた。



これが……恋ってやつなのか…。



運命を憎む事しか出来なかった俺が、
今初めて、あの時彼女と出会えた" 運命 "に
感謝している自分がいる。





A「ほんとに…やさ、……」





ジュダル「A……?A!!
おい!!目を開けろ!!」





彼女はゆっくりと目を閉じた。



嘘だろ!!
早く紅炎の所に連れていかないとまずい!!





手足の応急処置を済ませ、
絨毯に乗って慌てて帝国へ戻り、
紅炎や夏黄文達にAをみてもらう。






紅炎「出血が酷い。
早く治癒しないと危険だ。」




そんなの分かってるんだよ……!
ずっと横抱きにしてきたから気づいてる。



元から軽かったのに、
より圧倒的に体重が軽くなった。





ジュダル「頼む!!Aを救ってくれ…!!
もう体重の半分近く出血してるんだ!!」




紅炎「分かった。今治癒する。」






その後は紅炎の指示のお陰で
医者や治癒魔法が使える奴らもきて、
なんとかAは一命を取り留めた。





ジュダル「良かった…ほんとに良かった…。」





力が抜けたように
地面に崩れた。




紅玉「ジュダルちゃん……!、」




ジュダル「悪い。安心したら力が抜けて…。」





本当に助かって良かった。
ったく、こんなに心配かけやがって…。




治療を終えたAに
紅玉が毛布をかけてると、紅炎が話しかけに来た。





紅炎「お前があんなに焦るなんてなぁ。」




ジュダル「悪いかよ。
俺様だって、仲良くしてる奴が死の瀬戸際に立てば焦るさ。」




紅炎「仲良くしてる……ねぇ…?」




その目はなんだ紅炎。

もしかしてAに対する
気持ちを見透かされてるのか?





紅炎「ジュダル。1つ情報を伝えてやる。
恐らく今日Aを襲った皇子とやらは
黒冥という奴だ。

奴は魔道士だが、
剣士としての腕は国1番に誇るほど強い。」






ジュダル「ほぉ。奴は魔道士だったのか。
ならその馬鹿皇子、殺す。

Aをあそこまで傷つけて、
タダですまねぇ事を思い知らせてやる。」





紅炎「まぁまて。
性格はクソ野郎だが、仮にも皇子だ。
しかも奴はAに求婚を求めてきたんだろ?」

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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