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43.困らせる2人 ページ43

[A]



ジュダルの胸板に顔を埋めてると、
頭を撫でてくれた。


触れられてるところが熱い。



でもジュダルに触れられたい。触れたい。
もっともっと。




ゆっくりと彼の頬に手を伸ばす。





ジュダル「っ……………」




少し冷えてて暖かい。
気持ち良い体温だ。



照れてるのか少し頬が染まってて、
いつものジュダルじゃないみたい。




綺麗………愛しい…。




気持ちが先に前に出て驚いた。
そっか……私、ジュダルの事が好きなんだ。




いつでも私を自分の事のように思ってくれて、
口はちょっと悪いけど、
面白くて優しいジュダルが大好きなんだ。




これが……………恋。





こんなに相手を愛しく思えるのね。
触れられてるだけで、ドキドキ鼓動がうるさい。




こんな風に思うの…初めて……。





A「ジュダルに出会えて良かった…。」





ジュダル「っ…………馬鹿。
そんな顔して言うなよ…」





A「…………?」





ジュダル「あぁぁー、もう。我慢できねぇ。」




彼は私の頬を優しく撫でたあと、
ゆっくりと顎下に手を滑らせた。




ジュダル「そんな可愛い顔で俺を見るな、馬鹿。
勘違いするだろ。」





ゆっくりと顎を上に向けられ、
ジュダルの整った顔が近づいてきて





A「んっ……………」





唇が重なる感覚が。



今……キスされてる?!




息もできないゼロ距離で、
ジュダルの顔が目の前にある事は目を瞑っててもわかる。



甘くて熱い。けどとっても心地よい。
心臓がバクバクうるさいなあ…。




触れるだけのキスだったが、
時間が長く感じた。





ゆっくりと唇が離れる。
どこに目線を送れば良いか分からず、
ジュダルの胸板に顔を埋める。






A「ジュダルこそ、私を困らせないでよ…。
こんなことされたら、勘違いしちゃう。」





ジュダル「好きな女に
キスして何か問題でもあるのか?」





A「え………」




頭が追いつかず、
ポカーンとしている私にジュダルはため息をつく。





ジュダル「全部言わせる気か?
まぁいい。今は、そのままでいてくれ。」





A「どうゆうこと……?」





ジュダル「悪い…。
今は大人しく眠ってくれ。」





A「っ……………あ、れ……」




急に眠気が……。
ジュダルに聞きたいことがあるのに、
もっと触れられたいのに……




朦朧とする意識の中、
薄らと聞こえた一言。






"愛してる"





その一言を聞いて眠りについた。

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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