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34.信じられない真実 ページ34

[A]




A「どうゆうこと?
煌帝国に内戦を起こすのが白龍の目的じゃ…」





白龍「アルサーメンは黒い金属器を作り出し、
人為的に世界を滅亡させるために働く組織です。

私の母上、玉艶もその組織の一員です。

恐らくA殿の姉上はアルサーメンによって
堕天させられ、組織によって内戦を起こさせられたのです。」






A「なっ……そんなこと…あるはず…」





でも待って。
確かに姉はあの銀行屋と絡んでからおかしくなった。





白龍「A殿。
私たちの真の敵はアルサーメンです。

私は煌帝国で内戦を起こし、アルサーメンをこの国から追い出したい。

アルサーメンを倒さなくては、
パルミラ王国のような悲劇を他の国でも出てしまう。」






A「でも…だからって煌帝国で内戦はしないで。
話し合いで和解に持ち込ませるのはどうかしら?」






白龍「それでは甘いです。
奴らの組織の裏にはマギもついているんです。

Aさんのよくご存知である、ジュダルです。」






A「え………………」





ジュダル…が?





白龍「気づきませんでしたか?
ジュダルも既に堕天してます。」





A「嘘……」





ジュダルが……堕天…?





白龍「Aさんどうか。
これ以上俺たちにみたいに苦しい思いをする人々を作ってはいけない。
だからどうか!!
私とアルサーメンを倒しましょう!!」







A「っ……………。
ごめん、白龍。
少し考える時間を頂戴。」





白龍「っ………!?
すみませんでした。いきなり…。
はい、是非考えてください。

せかすつもりはありません。
では、………。」







そう言って白龍は
気を使って先に帰った。





その場にしゃがみこみ、
1人で夕日を眺める。





ジュダルが…アルサーメンの仲間……。



私たちの国を
破滅に導いた組織…。




もしあの地獄のような内戦を
無理やり作り出した人達がいるなら、憎い。




本当に頭にくる。
銀行屋が来なければ…姉は普通に生きていた。


姉はまだ9歳だったのに、
私は姉を殺して内戦を止めた。




本当はもっと、大好きな姉と生きたかった。
なんで戦争を起こそうとするの…アルサーメンは。





『私たちの真の敵はアルサーメンです。』




先程の白龍の言葉を思い出す。
そうかもしれない。


本当に倒さないといけない敵が
分かったのに……



どうしてだろう。
ジュダルと戦いたくない……。

35.怒り→←33.真の敵



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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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