31.招待 ページ31
[no side]
商人「これ以上俺たちに口出ししたら
お嬢ちゃんも奴 隷にするよ?」
A「あの子を離して。
何処へ連れてったのよ。」
商人「うちは使えなくなった奴 隷は治さないの。
薬代が勿体ないだろ。
その代わり、闘技場の地下にいる砂漠ハイエナの餌にするのよ。」
それを聞いて
Aは怒りが限界に達した。
A「くっ………なんて下劣な!!」
商人「嬢ちゃんも町娘の癖にここまで口出ししたからな。奴 隷になってもらうぞ。」
白龍「まて!!」
2人の部下がAの両腕を掴んだ瞬間、
A「触るな!!無礼者!
私を誰と試みる!!
私は……パルミラ王国、第1王女であるぞ!!」
商人、白龍「………………!?」
商人「パルミラ王国……
う、嘘だ…!!何故東大陸の全権力を持っている
巨大な国の王女がここに居る!!」
商人(部下)「だが先輩……!!
パルミラ族の特徴とこいつ似てませんか…?」
商人「銀髪の髪、赤色の瞳……。
確かにパルミラ族の特徴だが…あれはファナリスと同じくらい希少な族だ。
何より狂人なマゴイ量を体内に宿すと言われている…
そして、王族の者は………」
A「そう。
パルミラ族の王家の者はこの紋章が埋め込まれてるのよ。」
そう言ってAは
顔に付けてた光魔法を解き、
片方の頬についてる紋章を見せた。
商人「ひぃぃっ……!!
本物だ…!こいつ、本物のパルミラ王族だ!!」
商人(部下)「しかも第1王女って、
あの内戦を止めた王女じゃないか!!」
A「奴 隷商人さん。交渉を求めるわ。
貴方の所有してる奴 隷を全て解放しなさい。
もちろん全員分、我が国がお金を負担しましょう。
だけど、………もし断るなら
我が国、いえ。
東大陸の国が敵に回りますが、どうします?」
商人「ひぃぃ!!
交渉しましょう!!します!!今すぐに!!」
A「では、交渉成立ね。
あと、私がパルミラ王族である事は内密に。
その軽い口で喋ったらどうなるか….(ニコッ)」
商人「ひぃ……!もちろんです!!
断じて言いません!命に変えても!!」
A「よろしいわ。」
そう言って、
すぐに奴 隷解放の交渉が成立した。
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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時