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27.宴 ページ27

[A]



紅炎さんが勝利のお祝いにと、
宴を開いてくれた。





A「わぁぁ!!どれも美味しそう!!」




目の前には豪華な食事が並んでいる。
デザートまでついてるだと!?





主食からいくかデザートからいくか
究極の選択をしているところに






ジュダル「よっ!!闘技お疲れ!!」





A「わぁ……!!ジュダル!」





いきなり後ろからポンっと押されたから
びっくりした。





ジュダル「今日のお前、いつもより強くて驚いたぜ。とりあえず、勝利に乾杯だな!!」





A「ありがとう!!
ん………?それは何ー?」





ジュダルは何やら高そうな飲み物を飲んでいる。





ジュダル「あ?これは酒だ。
Aはまだ20になってないから
飲めねぇけどな。」




A「私も飲みたいー!美味しいの?」





ジュダル「なっやめとけ馬鹿!
ガキはジュースでも飲んでろ。」





A「もう19だし!!1歳くらい変わらないよ!
ほらちょーだい!!」





ジュダル「ダメだって……!
あぁ!それ俺の……ったく…」





勢いに余ってジュダルが
飲んでいたお酒を飲んだ。






A「おっ……美味しい!!
もっと頂戴!!」






ジュダル「これ以上はダメだ!
お前今のでも結構飲んだろ?」






A「全然こんなん余裕……ひっく…あれ…?」





なんか体がポカポカ熱くなってきた。
頭がポカーーンってする。





ジュダル「ほら見ろ。
こんなに酔いやすいのかよ。」





A「酔ってないもん!
ただ体が熱いだけ!」





ジュダル「それを酔ってるっつーんだよ。
ほら、水飲んどけ。」





そう言ってジュダルは水を渡してきた。





A「ありがとう…!!ゴクツ。」




もらった水を飲んでいると、
紅覇や紅玉が来た。




[no side]





紅玉「Aちゃん!!今日の決闘凄かったわ!!
勝利おめでとう!!」





紅覇「Aちゃん強かったんだね!
今度俺とも決闘しよーよ〜。」






ジュダル「悪いが俺が先約だ。紅覇。」





紅覇「えぇ〜。ジュダルくんのケチー。」




紅玉「あれ!?
Aちゃんフラフラしながら何処に行っちゃうの!!」




ジュダル「え?」





皆でAの方をみると、
ふらつきながら廊下へ出ようとしてた。





ジュダルが慌ててAの側に駆け寄り、
肩を支える。





ジュダル「A?」





A「ジュダぁ……ル……スースー」

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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