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25.女の恨み ページ25

[no side]



観客席では。




紅覇「すっげぇ!!ボルグが壊れたよ!
ジュダルくん!!」





ジュダル「あぁ!
あんなボルグ、あいつの手にかかればイチコロだ!」




そう言って嬉しそうに微笑むジュダル。





紅炎「剣術だけでなく、魔法の能力も上とは…
これは面白いものを見れたな。」




紅明「しかし、
何故A殿は留めをささないのでしょう。
あと一撃で敵は倒れるのに。」




___________





ラサナ「(マゴイがもうきれかけてる…
今一太刀でもくらえば間違いなく負ける…)」




ボロボロのラサナに
Aは微笑み、





A「昨日は随分と恥ずかしいことをさせられたからねぇ。きっちり仮は返させていただくわよ。」





ラサナ「ひぃっ……!!」





Aの悪魔のような笑みに
ラサナは震え上がる。





Aは刀を真上に持ち上げて
魔力を一点に集中させる。




大地は震えるように揺れ、
大気にも振動が。





ラサナ「な、なによ……
この震え…この高魔力は……」




刀が強く光だし





A「極大魔法!!
ラサーナブルグレス!!(極大光放射)」





ズドオオオォオォオンンン!!!!






Aが刀を地面に振り下ろした瞬間、
強烈な振動と音が会場を襲う。





辺りは1面光で包まれた。







_____観客席では。





紅覇「今の…極大魔法…」




紅明「あんなのを打ってしまえば、
敵は跡形もなく消えてしまうでしょう。」




ジュダル「面倒臭いから全部消しちまうのが
早えじゃん?別にいいんじゃね?」




紅明「しかし…!!
この闘技はあくまで相手が戦闘不能になるまで戦うというルールです。
破ってしまえば何かしらの罰は免れないでしょう。
まして相手は皇女ですし…。」






3人の会話を聞いて
紅炎は笑った。






紅炎「お前らあいつがそんな馬鹿にみえるか?」






紅覇、紅明、ジュダル「……………?」





紅炎「女の恨みってのは怖えよな。
お前らも、もし女いるなら怒らせないことだ。
ほらみてみろ。」






3人が闘技場をみると、
底にはラサナが全身下着姿で震えながらたっていた。



ラサナの横の地面は
真っ二つに別れていた。




どうやらAは
極大魔法をラサナに当たらない程度の場所へ放ったらしい。


威力が強くて服は燃えたが。




ラサナ「この女……バカ強い……
怖い……何さっきの光は……ひいっ………………」





ラサナは先程のトラウマが蘇り、
気絶して倒れた。

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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