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17.女としての幸せ ページ17

[A]




紅玉との女子会が盛り上がってしまい
もう夜になってしまった。






慌てて広い庭へ行けば、
絨毯にのったジュダルがこちらを見ていた。





ジュダル「よぉ!遅せぇじゃないか!
早く乗れ。今晩は特別に俺が乗せてやる。」




A「ありがとう!どこか行くの?」




ジュダル「まぁ着いてくれば分かるさ。」





空飛ぶ絨毯は生まれて初めて乗るものだった。
ふわふわ浮いて、夜風にあたってとても気持ち良い。




A「わぁ!綺麗!!」





王宮から離れたら、
夜景がとても綺麗で思わず声に出てしまった。






ジュダル「だろ?
あれは煌帝国が誇る夜景が綺麗な場所なんだ。」






A「へぇ…凄い…!
あそこは何?」





ジュダル「あれはダンジョンだ。
俺が出したんだぜぇ!凄いだろ!」





A「うふふっ。そうね、本当に凄い。」






子供のように楽しそうに話すジュダルを見て、
微笑んだ。






空飛ぶ絨毯を満喫したあと、
目的地に着いたらしく陸地に降りた。





目の前には
白色の綺麗な花畑が広がっていた。




月の光にあたり、
更に輝きがでている。






A「わぁ!!凄い綺麗!!!」





ジュダル「だろ!俺様のお気に入りスポットさ。
特別にお前に見せてやるんだからな!」






A「連れてきてくれてありがとう!!
こんなに綺麗な花畑初めて見るよ!」





2人でその場に座り、
近くに広がる花畑を見てると






ジュダル「やっと女っぽい顔したな。」





A「え………?」





ボソッと安心したような声で
聞こえたそれは何を意味するのだろう。







A「そういえば、
どうしてここに連れてきてくれたの?」





少し間が空いたあと





ジュダル「お前、
人を殺すことに慣れていたから。」






A「え………」






ジュダル「単純に気に食わなかっただけだ。
お前くらいの歳頃の女は、豪華な服を着たり、
オシャレをして楽しむのが幸せだろ?

なのにお前は人殺しに慣れている。
女としての幸せを知らないように見えた。

だからこうゆうものを見せればと思ってな。」





それを聞いて、
胸の底がとても暖かくなった。






A「貴方頭の中戦闘のことしか考えていない戦闘バカかと思っていたけど、とってもいい人じゃない!見直しちゃった!」






ジュダル「笑い事じゃねぇよ!「でも」…っ」






A「とっても幸せだった!
連れてきてくれてありがとう。ジュダル!」

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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