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14.慣れた殺し方 ページ14

[ジュダル]




Aと下手人を探し出すという
紅炎の頼みを受けたはいいものの、





ジュダル「なぁ。どうやって下手人を探すんだ?」





A「私に任せて!」





そう言ってAは髪の毛に付けていた
簪をとり、金属器の力を使って水が出てきた。





これが金属器だったのか。
ただの髪飾りに見えていた。




確かあと2つ金属器を持っていたんだっけな。





A「さぁ、下手人の居場所を教えて頂戴。」




Aがそう言うと、
水は俺たちに矢印を向けて居場所を教えてくれるみてぇだ。





すげぇ!
ただの金属器なのにこんな使い道があるんだなぁ。





そう思いながら、
Aと水の矢印を追いかけて
ついに下手人5人に遭遇した。






下手人「げっ!何故我らの居場所が!?」





A「この水で探したのよ。
優秀でしょ?」





下手人「に、野郎ども逃げろ!!」






A「行かせいわよ。」





Aの目は酷く冷たく
見えたのは俺の気のせいか?






A「まずは貴方から。」





下手人「あ"ぁ"……!!」





A「次!……次は貴方!」






なっ………
嘘だろ。





たったの一瞬で下手人5人を
Aは殺した。





今の彼女は無表情だ。
もしかしてこいつ、殺すことに慣れてるのか?






俺だって結構殺してきたが、
女でこんなに躊躇なく人を殺す奴は見たことねぇ。






ジュダル「なぁ、A。
お前人殺すこと慣れてるのか?」






A「このくらい出来て当然でしょ?」






そう言った彼女の目は
とても寂しそうだった。






納得いかなかったが、
これ以上聞いては行けない気がして聞けなかった。







だが、同時に俺は確信した。
この女と俺はどこか似ていることに。





それが不思議と嬉しかった半分、
女としての幸せを知らないように感じた。

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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時

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