13.任務 ページ13
[A]
煌帝国に来て3日ほど経った。
まだ3日しか経ってないのに
ここの生活に馴染んできた。
紅玉や白瑛、紅覇や紅明さんって方々とも
この3日間で仲良くなれた。
シンドリアにいた頃は
野蛮な国って聞いてたからどんな人達かと思えば、
皆いい人達で驚いた。
まだ唯一あっていないのは、
白瑛の弟の白龍って人くらいかな。
丁度今日視察から帰ってくるとか。
ジュダル「おいA、紅炎がお呼びだ。」
A「紅炎さんが?」
珍しく私とジュダルが紅炎さんに呼ばれ、
部屋に着けば任務を頼みたいとのこと。
紅炎「今日死刑執行予定であった下手人が
あろうことか逃亡してな。
奴らを探すのに手間取っている。
お前ら2人暇だろ?手伝え。」
ジュダル「はぁ!?
俺はこれからこいつと決闘があるから忙しいんだよ。」
下手人を捕らえる……か。
A「私は賛成よ。
探すのは慣れてるので。
必ず今日中に見つけて差し上げます。」
紅炎「ほぉ…。」
紅炎さんはニヤリとした。
ジュダル「はぁ!?
俺との決闘はどうなるんだよ!」
A「明日思いっきりやろう!
それでどう?」
ジュダル「っちぇ。そこまで言うなら仕方がねぇ。
いいぞ紅炎。今回は特別だ。」
紅炎「助かる。
奴らは全員、無差別に人殺しの罪を冒した連中だ。
見つけ次第容赦なく殺して構わない。」
A「分かりました。ではこれで。」
紅炎さんは何か言いたげだったが、
これ以上長居しては聞かれたくないことまで
聞かれそうだったのでジュダルと部屋を出た。
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作者名:花月 | 作成日時:2020年9月23日 3時