黒の教団の入団者は アレンの双子の妹でした【Dグレ】

33話些細な喧嘩 ページ35

アレンと喧嘩をした

原因は些細なことだった


貴『アレン、今日って任務なかった…よね？私 買い物行きたいっ！』

アレン『ごめん、A！今日はリナリーと約束があるんだ…』

貴「……またリナリーさん？前にも私が誘った時、リナリーさんとの用事があるって言って断られたよ…？リナリーさんの方が大事なの？』

アレン『ムッ……そんなわけないだろ。そういうAだって、僕が一緒にご飯食べようって誘ったら、ラビ達と約束してるからって言ってラビ達と楽しそうにしてたじゃないか』

貴『でもアレン、その後ミランダさんやマリさんと仲良くご飯食べてたじゃない！！〜〜っもういい、アレンのこと嫌いっ！大っ嫌い！！』



これが今から一週間前の会話……

この会話を最後に私はアレンと一切話しをしていない

いや、それどころか顔も合わせてない気がする…

貴「今回は私が一方的に悪いんだよなぁ…」

頭ではわかってる

こんなの、ただの嫉妬

ただのヤキモチ

いつまでも兄離れできない幼稚な私の身勝手な言動


貴「わかってる…わかってるけどさ……」

私とアレンが同じ任務を担当できたのは私の初任務の時の一回きりだし

最近は私もエクソシストとして慣れてきて、よく任務に出されるから教団に居られる時間も減った

そのおかげでアレンと過ごせる時間も減ったわけで、私的にはなによりも優先してアレンと一緒にいたいと思うのに……

貴「あぁ〜これって完全にアレンに依存してるって……」

はぁ〜〜っと大きなため息をついた その時…

「ため息つくと幸せって逃げちゃうのよ？」

不意に背後から声がした

貴「うっ……リナリ…さん……」

振り返るとそこにいたのは今、2番目に会いたくない人物のリナリーさんがいた(1番目はアレン)

リナリー「あ…もしかして声かけない方が良かった…？ごめんなさい、悩んでるように見えたからつい……」

ええ、悩んでますとも。

でもその悩みの半分は貴女が原因ですよ！！

……なんて言えないので

貴「いえ、悩んでるわけじゃ…。ちょっと疲れてるみたいです」

ニコッと笑顔でそう言った

ちゃんと笑えてるかは別として……

リナリー「そう…？じゃあ、今から一緒にお茶でもどう？」

貴「え……いいですけど」

いきなりそんなことを言われて思わずオッケーしてしまったけど……

これ、結構気まずくない……？

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