黒の教団の入団者は アレンの双子の妹でした【Dグレ】

24話お出かけ ページ26

貴「……99…100！！」

どっと身体に疲れが押し寄せてきて、私はゴロンとその場に倒れこむ

貴「もう動けない……」


先日のノアとの交戦……

1対2っていうのもあったかもしれないけど、圧倒的にロードとティキの方が強かった

貴「もっと強くならなきゃ…！次に会った時は絶対倒してやるんだからっ！」

そう1人意気込んでいると、

「頑張ってるね、A。でも頑張り過ぎもよくないんだよ？」

と、後ろから声をかけられた

貴「リナリーさん」

振り向くと、そこには団服ではなく私服のワンピースを着たリナリーさんが立っていた

リナリー「今日、任務が無いの。だから、街に出かけようかと思ってるんだけど…よかったらAもどう？」

まさかリナリーさんからお誘いを受けるとは思わなかった

貴「行きます！…30分待っててもらえますか？」

リナリー「ええ、じゃあ30分後にここに集合ね」

というわけで、私は自室に戻りまず シャワーを浴びた

貴「服…どうしよう……」

ま、悩んでも仕方ないよね！

私は適当に一番手前にあった白いレースのシャツとショートパンツを手に取り素早く着替えた

貴「これは…いらないよね」

そう言って、師匠から貰った顔がすっぽり隠れるポンチョをポイとベットの方に投げた←

出かける時は絶対身につけろって言われたけど…まぁ問題ないでしょ！

貴「右目のことは、あんまり気にしてないし！こんな賑やかなところで誘拐なんかされないよね！……よしっ、準備オッケー！クリア、フレア、行くよっ！」

クリアを肩に、フレアを頭の上に乗せて私は自室を飛びたした

急いでリナリーさんと待ち合わせの場所に行くと、先程と同じ位置にリナリーさんはいた

貴「遅くなってすみません」

リナリー「全然待ってないよ。じゃ、行こっか！」

リナリーさんは笑顔でそう言った

こうやって誰かと出かけるなんて、師匠以外では初めてだ

貴「すごく楽しみ……」

思わず、声に出してそう言っていた

リナリー「ふふ、私も！年が近い子とこうやって出かけてみたかったんだ！」

そっか、リナリーさんもまだ16歳だもんね

今日は思いっきり楽しもうかな！！

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