教会のエキストラ

1 名は、アダム ページ2

「お願いしますっ 僕をエキストラにして下さいぃぃぃぃぃ‼」

今は、何時だろう。
僕はこうやって、朝から地面に頭を擦り付け何度もお願いしている。

いわゆる “土下座” だ。

「駄目だっつってんのがわかんねーのか。さっさと帰れ。」

やっと相手にしてもらえたと、思ったら、帰れ帰れと、煩い。

僕は、こんな事しに来たんじゃないのにな…


「…何よ…煩いわね。…ん？三木君この子誰？」


二階の窓から、赤髪の女の子がこっちを見ている。…チャンスッ



「すみませーん！此処に用があって来たんです。」

「そう、今そっちに向かうわね。」


よっしゃ。エキストラになりたいなんてストレートに言わなくても、用がある、って言えば簡単じゃないか、なんで気づかなかったんだ？




「お待たせ〜、三木君、もう、帰ってもいいよ。ご苦労様。」

「…ああ」


ち、ちかくでみると可愛い。


「用って何？」

「あの、僕をエキストラに入れてくれませんか？」


僕がそういうと、黙り込む女の子。


「…、うーんどうだろ…私が判断していいわけじゃないし…とりあえず中に入ろうか、ちょっと聞いてみるね。」

そう言って女の子は重い扉を開けた。



「…ついてきて。」


黙って付いていく。


しばらく歩いて付いた場所は…

2 本物エキストラ！→←重要登場人物

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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