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「随分乗り気なのね」
「あ？マグルの露店があるんだぞ！楽しみに決まってんだろ！」
キラキラした少年のような瞳。
魔法界の名家の少年がこんなふうにはしゃぐと知ったら、未だ疑いの目を向ける生徒は驚くんだろうか。
「愛称、ごめんね本当に」
「いいの、私も学校外でみんなに会ってみたかったから」
リーマスはいつでも律儀だ。律儀すぎるくらいに。
「愛称ってば、誘ってもずっとお家にいるんだもの。お姉さんのことが大好きなのは知ってるけど、」
「リリー、ごめんね。ありがとう」
「ホグズミードにも一緒に行けないんだもの、今日は一緒に遊べて嬉しいわ！！」
無邪気なリリーの言葉に、来てよかったと心の隅でフィガロに感謝した。
「さぁ相棒！祭りだ！！」
「あぁ、ジェームズ。俺はコレクションを増やして、見せしめのように家に飾る！」
終始このテンション間の二人にリーマスとピーターはどうしてついていけるんだろうかと、Aは思った。
「コレクションって？」
リリーが怪訝そうに聞く。
「マグルコレクションだよ。マグルが使う道具やポスターとか集めてるんだ。家に飾ってるんだって」
「…それはまた、面白い趣味」
マグル出身のリリーとAには理解し難い趣味だった。
「魔法より人力や科学の方に魅力があるの？」
「二人に魔法が魅力的に見えるように、僕たち魔法界出身はマグルの世界が魅力的に見えるんだよ」
リリーはその目をぱちくりさせながら、リーマスの言葉を頼りにその感覚を理解しようとしたが、魔法よりマグルの道具が魅力的に見えるのはどうにも理解出来ないようだった。
「みんなには珍しく見えるのね」
「そういうことだよ、愛称」
緑がAを見つめて優しく笑う。
「エバンズーーーーー！」
「リーマスーーーー、Aーーー」
いつの間にか玄関に移動していた悪ガキ二人は、それぞれ急かすように名前を叫ぶ。
その声は一年生の時に比べると、遥かに低く、大人になっていた。
「ははっ、二人が待ちきれなさそうだね。行こうか」
彼は玄関をチラ見して、親友二人の通常運転さ加減に嬉しそうだ。
「本当に近所迷惑なんだから！」
リリーは相変わらずね。
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ぽれ(プロフ) - 本当に面白い…この先がとても楽しみでどの作品よりもドキドキして待ちわびています。 (4月5日 20時) (
レス) id: aeee7d47d3 (このIDを非表示/違反報告)
キイ(プロフ) - シリウス小説で1番好きです！どきどきさせてもらってます！ (4月4日 19時) (レス) id: 8d47f131bf (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。この先どうなるのか更新楽しみにしています。 (2月15日 2時) (レス) @page26 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああああめちゃくちゃ好きですゥゥゥゥゥゥゥゥゥ (1月26日 22時) (レス) @page20 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Haru?(プロフ) - 更新されてて嬉しかったです！またまた続きが気になるところで終わってドキドキしてます！また待ってます💕 (6月14日 1時) (レス) @page19 id: 6e878ecb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2022年11月14日 22時
