柱たち＆五感組と継子がセコムすぎて草超えて大草原【鬼滅の刃】

陸拾弐 ページ15

鬼は私によってみじん切りにされたのであった。←



姫子「Aちゃんって強いのねぇ」



『いや、鬼が弱かっただけですので』



とりあえず帰らなきゃなぁ



姫子「………。ねぇ、Aちゃん」



『どうし…うっ…』



なに…これ…痛い…



姫子「ごめんねぇ、あなたにはここで消えてもらうからぁ」



豚薔薇さんの手には刀を持っていた



全集中で頑張れ…



止血しなきゃ…



姫子「ふふっ、ここには誰も来ない。目障りなのよ。私が愛されるためには、あなたがいたらダメなのよ」



何言ってるのかな…



『なら…仲良く…なる…為に…頑張ればよかったじゃない…』



姫子「うるさい！！！あんたは黙っててよ！！」ｶﾞｯ



私は、豚薔薇さんに蹴られた



姫子「さようなら、Aちゃん」



そう言って、豚薔薇さんは消えていった



…全集中の呼吸で…なんとか…頑張ってるけど…



そろそろ限界…



目を閉じるな…頑張れ私…



でも…このまま…死ねば…弟に会える…



奏心(かなと)に会える…きっと…



そうだよね…？



…刺されていなくなるのは不甲斐ないけど…



奏心に会えるなら…それでいいかな…



親はろくでもなかったけど…奏心だけは…大切だった…



『…奏心…会いたいよ…』



私のせいで奏心は先に空へと行ってしまった



鬼に襲われそうになった時、奏心が私を庇って…



両親と弟を亡くし、私だけ生き延びた



それがどんなに辛くて悲しかったか…



両親はミジンコ以下だったから、悲しくはなかった



でも、奏心は私の大切な1人の弟…



『奏心…ごめんね…私も…そっちへ行くから…柱のみんな…ごめんね…炭治郎、伊之助、善逸、禰豆子ちゃんを守り抜いてね…涼一くん…強く生きて…』



そっと私は目を閉じた

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