元公安の彼女は車椅子に乗っています。

２４．降谷side ページ25

「…一刻も早く解除して、風見と合流しなければ。」

そんな焦りから、間違ったコードを切ろうとしてしまった。






「…危ない危ない、こいつが光ったらアウトだ。



……焦りこそ最大のトラップだったな。松田」







病院の人たちを救うために自分の命を犠牲にした松田。



自然と心も穏やかになって行った。









あと少しのところで、真っ暗になった。





「なに！？！？」









あとは…この雷管に繋がる2つのコードを！！





一つ一つ着実に。

2つ目のコードを切り終わった瞬間ブザーが鳴る。






ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｯ!!!






「なっ……！！！」









爆発する…！！



そう思った。

しかし、爆発はしなかった。








「…はぁ、ギリギリだったな…！！！」









ため息をつくと、怒涛の銃声が。

爆発しないからと…やはり撃ってきたか…！！！









コナンくんと赤井を探していた。

2人の声が聞こえた。






「…そのライフルは飾りですか！！！」









「安室さん！！！」









「反撃の方法はないのか！！FBI！！！」









「あるにはあるが、暗視スコープがお釈迦になってしまって。使えるのは予備で持っていた通常のスコープのみ。これではどでかい鉄の闇夜の鳥は落とせんよ。」









「姿が見えれば落とせる？」





コナンくんの問いに、赤井は即答する。


「…でも、どうやって」









「ローターの結合部を狙えばおそらく。」









「結合部なんて見えなかったよ！？！？」









「正面を向かい合っていては無理だ。なんとか、やつの姿勢を崩し、なおかつローター周辺を照らすことが出来れば。」

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