元公安の彼女は車椅子に乗っています。

２５．降谷side ページ26

「照らすことは出来そうだけど、大体の形がわからないとローター周辺には…」





奴らがまた仕掛けてきた。





「まさか、奴ら車軸を爆発させて！！」









「この観覧車ごと、崩壊させるつもりか。」









……まずい、まだ車軸には半分ほど爆弾が。









取り除いた爆弾に目をやった。


こいつを使えば……









「大体の形が分かればいいんだったよな！！



……よし、見逃すなよ！！！！」









爆弾を投げた。





その爆弾のおかげで、コナンくんと赤井のファインプレーができた。








Aside



哀ちゃんが来た。








『…ど、どうなってるの。』








ヘリが見えたと思ったら、銃撃戦が始まって、

終わったと思ったら爆弾が爆発して花火が上がって







もうちょっとよくわからない。









「Aお姉さん……」






泣きそうな顔をして子供たちが見てきた。

だめだ。


大人が不安そうな顔をさせたら。









『大丈夫。きっと、助かるから。』





元太くん、光彦くん、歩美ちゃん、それに哀ちゃんを抱きしめた。







そうだよね……？？





零くん。







その瞬間、観覧車が転がり始めた。







「ぎゃああああ！？！？！？」






この手は離さないっ、みんなには、怪我はさせないんだから！！！





割れたガラス片に腕が刺さった。









『痛っ………！！！』









上を誰かが登っている。







「…工藤くん！！」









『零くん……っ』









キュラソーはどこにいるの。


確か、警察病院からここに連れてこられて。







外を見ると、彼女と目が合った。

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