酔ったフリをするのって案外難しい ページ44
やっとAの首絞めから解放されて、そのまま酔いどれAを抱えて俺の部屋へ。
基本敷きっぱなしの布団の上に放り投げると、"むぎゃッ!?"と普段はまず聞けねー間抜けな声が漏れた。
「ったく、こんなのなるまで飲みやがって。明日二日酔いなっても知らねーぞ」
「らいじょうぶ〜…」
「ぜんっぜん大丈夫じゃねーだろィ」
どう見たって大丈夫に見えねーAに溜め息を零しつつ、布団に転がるAに目を向ける。
だが…。
「ん?…おいA」
「んん〜?なァに〜?」
「いつまで酔ったフリしてやがんだてめェ。その喋り方、そこらの雌豚みてーで気持ち悪ィからやめろ」
「ありゃ、バレてた」
何となく違和感覚えてカマかけてみりゃ、見事大当たり。
酩酊した演技してただけだった。
こいつ、何だってそんな真似を…いや、答えはわかりきってるか。
「ったく、酔っ払いに絡まれんのが嫌ならいつもみてーに毒吐いて蹴散らしてやりゃ良かっただろーが」
「一応名目上は私のための宴会だったんだし、無下にするのもどうかと思って」
「……お前、熱でもあんのかィ。そーいや顔赤ェような…」
「いや酒飲んだ所為だからねそれは。てか失礼だな」
「そりゃおめェ、今まで
「む……」
全く自覚がねェわけじゃねーんだろう。
Aは頬膨らませてむくれたままフイと顔を背けた。
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影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ! (2019年5月24日 0時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします!!無理せず更新頑張ってください!! (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年4月25日 20時